第59回 理学療法士国家試験 午前 第5問
第59回 理学療法士国家試験 午前 第5問(内部障害理学療法)の正答は 4 です。糖尿病の運動療法では、心肺運動負荷試験で求めた嫌気性代謝閾値(AT)の強度が安全で効果的な目安になる。
- 1. 約3 METs
- 2. 約4 METs
- 3. 約5 METs
- 4. 約6 METs ✓
- 5. 約7 METs
正答:4番
初回正答率 47.2%難問
72人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
糖尿病の運動療法では、心肺運動負荷試験で求めた嫌気性代謝閾値(AT)の強度が安全で効果的な目安になる。グラフからAT時の酸素摂取量を読み、体重とMETsの定義で換算する。
【グラフの読み方】
横軸が酸素摂取量、縦軸が二酸化炭素排出量で、赤い補助線は傾き45°の目安の線である(V-slope法)。ATは、データ点の並びの傾きが補助線より急になって折れ曲がる点として読む(補助線と交わる点そのものではない)。図では中央の十字印の付近で傾きが変わり、そこでの酸素摂取量は約1,200 mL/minである。
【計算】
1,200 mL/min ÷ 55 kg ≒ 21.8 mL/min/kg
21.8 ÷ 3.5 ≒ 6.2 → 約6 METs
【各選択肢の解説】
❌ 誤り。3 METsは酸素摂取量 約580 mL/min(3×3.5×55)に当たり、ATよりかなり低い強度である。正しくは、AT時の約1,200 mL/minから約6 METsとなる。
❌ 誤り。4 METsは約770 mL/minに当たり、ATより低い。正しくは約6 METsである。
❌ 誤り。5 METsは約960 mL/minに当たり、ATに届かない。正しくは約6 METsである。
✅ 正しい(=正答)。AT時の酸素摂取量 約1,200 mL/min ÷ 55 kg ÷ 3.5 ≒ 6 METsである。
❌ 誤り。7 METsは約1,350 mL/minに当たり、ATを超える強度である。正しくは、ATに相当する約6 METsを指導する。
【試験対策ポイント】
換算の手順は①ATの酸素摂取量(mL/min)をグラフから読む ②体重で割る(mL/min/kg)③3.5で割る(METs)。単位がmL/minのままか、体重あたりかの取り違えに注意する。
この問題でつまずいた範囲は、PT国試ノート「運動療法」第3章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。
▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)- 📚18年分・約3,595問をスマホでそのまま演習
- 🎯間違えた問題だけ自動でピックアップして復習
- 📈正答率と苦手な科目をグラフで可視化