第59回 理学療法士国家試験 午前 第8問
理学療法評価学第59回午前
第59回 理学療法士国家試験 午前 第8問(理学療法評価学)の正答は 4 です。図は端座位で一側の大腿を持ち上げ、検者が膝のすぐ上(大腿遠位部)を下向きに押している=股関節屈曲(腸腰筋)のテストである(Daniels らの徒手筋力検査法 第10版)。
問題
イラストのようにDanielsらの徒手筋力テストを実施した。正しいのはどれか。
- 1. 骨盤を後傾させて行う。
- 2. 検査対象は縫工筋である。
- 3. 対象筋の段階2のテストは背臥位で行う。
- 4. 検査者が抵抗を加える部位は大腿遠位部である。 ✓
- 5. 股関節外転外旋を伴った際は大腿筋膜張筋の代償を疑う。
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 81.6%やさしい
49人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
👥 読者の報告をもとに修正済み(2026-07-16)— ご指摘ありがとうございました
■ 正答:4番 — 検査者が抵抗を加える部位は大腿遠位部である。
図は端座位で一側の大腿を持ち上げ、検者が膝のすぐ上(大腿遠位部)を下向きに押している=股関節屈曲(腸腰筋)のテストである(Daniels らの徒手筋力検査法 第10版)。
【各選択肢の解説】
1. 骨盤を後傾させて行う。
❌ 誤り。体幹を後ろへ倒して骨盤が後傾すると、大腿を持ち上げる動きに体幹の動きが混じって評価が不正確になる。正しくは、体幹を直立に保ち(両手で台の縁をつかんで安定させる)、骨盤を中間位にして行う。
❌ 誤り。体幹を後ろへ倒して骨盤が後傾すると、大腿を持ち上げる動きに体幹の動きが混じって評価が不正確になる。正しくは、体幹を直立に保ち(両手で台の縁をつかんで安定させる)、骨盤を中間位にして行う。
2. 検査対象は縫工筋である。
❌ 誤り。縫工筋は股関節屈曲・外転・外旋に働くが、この肢位で屈曲をみる主な対象ではない。正しくは、検査対象は腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)である。
❌ 誤り。縫工筋は股関節屈曲・外転・外旋に働くが、この肢位で屈曲をみる主な対象ではない。正しくは、検査対象は腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)である。
3. 対象筋の段階2のテストは背臥位で行う。
❌ 誤り。段階2は重力の影響を除いた肢位で行う。正しくは、側臥位(検査する下肢を上)で、検者が下肢を支えて股関節を屈曲させる。
❌ 誤り。段階2は重力の影響を除いた肢位で行う。正しくは、側臥位(検査する下肢を上)で、検者が下肢を支えて股関節を屈曲させる。
4. 検査者が抵抗を加える部位は大腿遠位部である。
✅ 正しい(=正答)。膝関節のすぐ近位の大腿前面に、股関節を伸展させる方向(下向き)へ抵抗を加える。
✅ 正しい(=正答)。膝関節のすぐ近位の大腿前面に、股関節を伸展させる方向(下向き)へ抵抗を加える。
5. 股関節外転外旋を伴った際は大腿筋膜張筋の代償を疑う。
❌ 誤り。大腿筋膜張筋は股関節の屈曲・外転・内旋に働くので、外旋を伴う代償にはならない。正しくは、外転・外旋を伴えば縫工筋の代償を、外転・内旋を伴えば大腿筋膜張筋の代償を疑う。
❌ 誤り。大腿筋膜張筋は股関節の屈曲・外転・内旋に働くので、外旋を伴う代償にはならない。正しくは、外転・外旋を伴えば縫工筋の代償を、外転・内旋を伴えば大腿筋膜張筋の代償を疑う。
【試験対策ポイント】
| 伴う動き | 疑う代償筋 |
|---|---|
| 屈曲+外転+外旋 | 縫工筋 |
| 屈曲+外転+内旋 | 大腿筋膜張筋 |
股関節屈曲:段階3以上=端座位・抵抗は大腿遠位部、段階2=側臥位。
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