第59回 理学療法士国家試験 午前 第8問
理学療法評価学第59回午前
第59回 理学療法士国家試験 午前 第8問(理学療法評価学)の正答は 4 です。イラストは股関節屈曲(腸腰筋)の徒手筋力テストである。
問題
イラストのようにDanielsらの徒手筋力テストを実施した。正しいのはどれか。
- 1. 骨盤を後傾させて行う。
- 2. 検査対象は縫工筋である。
- 3. 対象筋の段階2のテストは背臥位で行う。
- 4. 検査者が抵抗を加える部位は大腿遠位部である。 ✓
- 5. 股関節外転外旋を伴った際は大腿筋膜張筋の代償を疑う。
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 81.8%参考値
11人の初回解答から算出(2026年7月28日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
👥 読者の報告をもとに修正済み(2026-07-16)— ご指摘ありがとうございました
■ 正答:4番 — 検査者が抵抗を加える部位は大腿遠位部である。
イラストは股関節屈曲(腸腰筋)の徒手筋力テストである。検査者は大腿遠位部(膝関節の上方)に抵抗を加え、腸腰筋の筋力を評価する。選択肢4が正しい。
【各選択肢の解説】
1. 骨盤を後傾させて行う。
❌ 誤り。骨盤を後傾させると正確な評価ができない。骨盤は安定させて固定する。
❌ 誤り。骨盤を後傾させると正確な評価ができない。骨盤は安定させて固定する。
2. 検査対象は縫工筋である。
❌ 誤り。この肢位(股関節屈曲)の主検査対象は腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)である。縫工筋は補助筋。
❌ 誤り。この肢位(股関節屈曲)の主検査対象は腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)である。縫工筋は補助筋。
3. 対象筋の段階2のテストは背臥位で行う。
❌ 誤り。段階2(重力除去位)は側臥位で行う。背臥位は段階3以上で用いる。
❌ 誤り。段階2(重力除去位)は側臥位で行う。背臥位は段階3以上で用いる。
4. 検査者が抵抗を加える部位は大腿遠位部である。
⭕ 正しい(=正答)。大腿遠位部(膝の上方)に抵抗を加えて腸腰筋の筋力を評価する。
5. 股関節外転外旋を伴った際は大腿筋膜張筋の代償を疑う。
❌ 誤り。股関節屈曲に外転+外旋の動きが加わった場合は、縫工筋(屈曲・外転・外旋作用)の代償を疑う。大腿筋膜張筋は屈曲・外転・内旋に働くため、外旋を伴う代償とは合わない。したがって「大腿筋膜張筋の代償を疑う」とする本選択肢は誤り。
❌ 誤り。股関節屈曲に外転+外旋の動きが加わった場合は、縫工筋(屈曲・外転・外旋作用)の代償を疑う。大腿筋膜張筋は屈曲・外転・内旋に働くため、外旋を伴う代償とは合わない。したがって「大腿筋膜張筋の代償を疑う」とする本選択肢は誤り。
【試験対策ポイント】
股関節屈曲MMTの要点:主筋=腸腰筋/抵抗部位=大腿遠位部/段階2=側臥位・段階3以上=背臥位(座位)。代償の見分けは筋の作用方向で判断する——外転+外旋=縫工筋、外転+内旋=大腿筋膜張筋。回旋方向(外旋か内旋か)が鑑別の鍵。
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