第59回 理学療法士国家試験 午前 第15問
物理療法第59回午前
第59回 理学療法士国家試験 午前 第15問(物理療法)の正答は 3 です。エックス線写真では脛骨の近位内側にプレートとスクリューが入っており、内側型変形性膝関節症に対する高位脛骨骨切り術後と読める。
問題
60歳の男性。内側型の変形性膝関節症に対して手術療法が行われた。術後のエックス線写真(別冊No.3)を別に示す。骨癒合を促進させるために最も優先度が高い治療法はどれか。
- 1. 温熱療法
- 2. 牽引療法
- 3. 超音波療法 ✓
- 4. 電気刺激療法
- 5. 電磁波療法
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 62.9%標準
70人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 超音波療法
エックス線写真では脛骨の近位内側にプレートとスクリューが入っており、内側型変形性膝関節症に対する高位脛骨骨切り術後と読める。骨切り部の骨癒合の促進には、低出力パルス超音波(LIPUS)を用いる。
【各選択肢の解説】
1. 温熱療法
❌ 誤り。温熱療法は痛みや筋の緊張の軽減、組織の伸張性の改善を目的とし、骨癒合を促す方法ではない。正しくは、骨癒合の促進にはLIPUSを用いる。
❌ 誤り。温熱療法は痛みや筋の緊張の軽減、組織の伸張性の改善を目的とし、骨癒合を促す方法ではない。正しくは、骨癒合の促進にはLIPUSを用いる。
2. 牽引療法
❌ 誤り。牽引は関節や脊椎を引き離して痛みの軽減や関節の動きの改善をねらう方法で、骨切り後の骨癒合を促す目的には使わない。正しくは、骨癒合の促進にはLIPUSを用いる。
❌ 誤り。牽引は関節や脊椎を引き離して痛みの軽減や関節の動きの改善をねらう方法で、骨切り後の骨癒合を促す目的には使わない。正しくは、骨癒合の促進にはLIPUSを用いる。
3. 超音波療法
✅ 正しい(=正答)。低出力のパルス超音波を骨折部・骨切り部に当てると、骨の形成が促され癒合が早まることが示されており、骨癒合の促進を目的に臨床で用いられている。
✅ 正しい(=正答)。低出力のパルス超音波を骨折部・骨切り部に当てると、骨の形成が促され癒合が早まることが示されており、骨癒合の促進を目的に臨床で用いられている。
4. 電気刺激療法
❌ 誤り。理学療法で用いる電気刺激は主に筋の収縮を促す・痛みを和らげる目的で、骨癒合の促進を目的に優先して用いるものではない。正しくは、骨癒合の促進にはLIPUSを用いる。
❌ 誤り。理学療法で用いる電気刺激は主に筋の収縮を促す・痛みを和らげる目的で、骨癒合の促進を目的に優先して用いるものではない。正しくは、骨癒合の促進にはLIPUSを用いる。
5. 電磁波療法
❌ 誤り。理学療法でいう電磁波療法(極超短波・超短波)は深部を温める温熱療法で、体内に金属(本例のプレート・スクリュー)があると金属の周りが過熱するため禁忌である。正しくは、骨癒合の促進にはLIPUSを用いる。
❌ 誤り。理学療法でいう電磁波療法(極超短波・超短波)は深部を温める温熱療法で、体内に金属(本例のプレート・スクリュー)があると金属の周りが過熱するため禁忌である。正しくは、骨癒合の促進にはLIPUSを用いる。
【試験対策ポイント】
| 物理療法 | 主な目的 | 体内金属 |
|---|---|---|
| LIPUS | 骨癒合の促進 | 骨折部の固定材があっても用いられる |
| 極超短波・超短波 | 深部の温熱 | 禁忌(過熱) |
| ホットパック | 表在の温熱・鎮痛 | — |
| 電気刺激 | 筋収縮の促通・鎮痛 | — |
「骨癒合の促進」と出たら低出力パルス超音波。
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