第59回 理学療法士国家試験 午前 第17問
整形外科疾患理学療法第59回午前
第59回 理学療法士国家試験 午前 第17問(整形外科疾患理学療法)の正答は 3 です。エックス線写真では、踵骨の底側から距骨を通って脛骨の中まで髄内釘が入り、横止めのスクリューで固定されている。
問題
76歳の男性。左足関節の痛みに対して手術療法が行われた。術後エックス線写真(別冊No. 4)を別に示す。術後の理学療法で正しいのはどれか。
- 1. 術直後から荷重を開始する。
- 2. 疼痛軽減のため電磁波療法を行う。
- 3. 膝関節可動域練習を積極的に行う。 ✓
- 4. 外固定が外れたら足指可動域練習を開始する。
- 5. 内固定破損の可能性があるため骨癒合が得られるまで短下肢装具を使用する。
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 55.6%標準
54人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 膝関節可動域練習を積極的に行う。
エックス線写真では、踵骨の底側から距骨を通って脛骨の中まで髄内釘が入り、横止めのスクリューで固定されている。足関節(距腿関節・距骨下関節)を固定する手術であり、固定していない膝関節は術後早期から可動域練習を行って拘縮を防ぐ。
【各選択肢の解説】
1. 術直後から荷重を開始する。
❌ 誤り。固定術の直後は骨が癒合していないため、免荷または部分荷重から始めることが多い。正しくは、骨癒合の進み具合と医師の指示に合わせて荷重を段階的に増やす。
❌ 誤り。固定術の直後は骨が癒合していないため、免荷または部分荷重から始めることが多い。正しくは、骨癒合の進み具合と医師の指示に合わせて荷重を段階的に増やす。
2. 疼痛軽減のため電磁波療法を行う。
❌ 誤り。電磁波療法(極超短波・超短波)は深部を温める温熱療法で、体内に金属があると金属の周りが過熱するため禁忌である。正しくは、痛みには金属があっても使える方法(寒冷療法など)を選ぶ。
❌ 誤り。電磁波療法(極超短波・超短波)は深部を温める温熱療法で、体内に金属があると金属の周りが過熱するため禁忌である。正しくは、痛みには金属があっても使える方法(寒冷療法など)を選ぶ。
3. 膝関節可動域練習を積極的に行う。
✅ 正しい(=正答)。膝関節は手術の範囲外で固定もされていないため、早期から可動域練習を行い、安静や外固定による拘縮・筋力低下を防ぐ。
✅ 正しい(=正答)。膝関節は手術の範囲外で固定もされていないため、早期から可動域練習を行い、安静や外固定による拘縮・筋力低下を防ぐ。
4. 外固定が外れたら足指可動域練習を開始する。
❌ 誤り。足趾は外固定から出ていることが多く、外固定中でも動かせる。正しくは、術後早期から足趾の運動を行い、浮腫や拘縮を防ぐ。
❌ 誤り。足趾は外固定から出ていることが多く、外固定中でも動かせる。正しくは、術後早期から足趾の運動を行い、浮腫や拘縮を防ぐ。
5. 内固定破損の可能性があるため骨癒合が得られるまで短下肢装具を使用する。
❌ 誤り。短下肢装具は足関節の動きを制御する装具だが、本例は髄内釘で脛骨・距骨・踵骨が固定され、足関節は動かない構造になっている。正しくは、骨癒合までの保護は外固定と荷重量の調整で行う。
❌ 誤り。短下肢装具は足関節の動きを制御する装具だが、本例は髄内釘で脛骨・距骨・踵骨が固定され、足関節は動かない構造になっている。正しくは、骨癒合までの保護は外固定と荷重量の調整で行う。
【試験対策ポイント】
| 部位 | 術後早期の対応 |
|---|---|
| 固定した関節 | 動かさない・荷重は段階的に |
| 隣の関節(膝・足趾) | 早期から可動域練習 |
| 物理療法 | 体内金属があれば極超短波・超短波は禁忌 |
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