第59回 理学療法士国家試験 午前 第23問
生理学第59回午前
第59回 理学療法士国家試験 午前 第23問(生理学)の正答は 3 です。神経支配比(1つの運動ニューロンが支配する筋線維の数)は筋ごとに異なる。
問題
筋収縮で正しいのはどれか。
- 1. 神経筋接合部の伝達物質はノルアドレナリンである。
- 2. カルシウムイオンが筋小胞体内に取り込まれる。
- 3. 神経支配比はそれぞれの筋で異なる。 ✓
- 4. エネルギー源はADPである。
- 5. A帯が短縮する。
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 61.4%標準
57人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 神経支配比はそれぞれの筋で異なる。
神経支配比(1つの運動ニューロンが支配する筋線維の数)は筋ごとに異なる。細かい運動を担う外眼筋や手内筋では小さく、大きな力を出す下肢の大きな筋(腓腹筋など)では大きい。
【各選択肢の解説】
1. 神経筋接合部の伝達物質はノルアドレナリンである。
❌ 誤り。正しくは、骨格筋の神経筋接合部の伝達物質はアセチルコリンである。ノルアドレナリンは交感神経節後線維の主な伝達物質である。
❌ 誤り。正しくは、骨格筋の神経筋接合部の伝達物質はアセチルコリンである。ノルアドレナリンは交感神経節後線維の主な伝達物質である。
2. カルシウムイオンが筋小胞体内に取り込まれる。
❌ 誤り。筋収縮では、正しくはカルシウムイオンが筋小胞体から放出され、トロポニンに結合して収縮が起こる。筋小胞体への取り込みは弛緩のときに起こる。
❌ 誤り。筋収縮では、正しくはカルシウムイオンが筋小胞体から放出され、トロポニンに結合して収縮が起こる。筋小胞体への取り込みは弛緩のときに起こる。
3. 神経支配比はそれぞれの筋で異なる。
✅ 正しい(=正答)。精密な制御を要する筋ほど神経支配比が小さく、粗大な力を出す筋ほど大きい。
✅ 正しい(=正答)。精密な制御を要する筋ほど神経支配比が小さく、粗大な力を出す筋ほど大きい。
4. エネルギー源はADPである。
❌ 誤り。正しくは、筋収縮の直接のエネルギー源はATPであり、ATPが分解されてADPとなるときのエネルギーが使われる。
❌ 誤り。正しくは、筋収縮の直接のエネルギー源はATPであり、ATPが分解されてADPとなるときのエネルギーが使われる。
5. A帯が短縮する。
❌ 誤り。正しくは、A帯(ミオシンフィラメントの長さ)は変わらず、I帯とH帯が短縮し、Z線どうしの間隔が縮む(滑走説)。
❌ 誤り。正しくは、A帯(ミオシンフィラメントの長さ)は変わらず、I帯とH帯が短縮し、Z線どうしの間隔が縮む(滑走説)。
【試験対策ポイント】
| 収縮時に | 変化 |
|---|---|
| A帯 | 不変 |
| I帯 | 短縮 |
| H帯 | 短縮 |
| サルコメア(Z線間) | 短縮 |
・Ca²⁺:収縮時=筋小胞体から放出/弛緩時=筋小胞体へ取り込み
・神経筋接合部=アセチルコリン(ニコチン受容体)
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