PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第59回 理学療法士国家試験 午前 第36問

整形外科学第59回午前

第59回 理学療法士国家試験 午前 第36問(整形外科学)の正答は 4 です。植皮片は移植床からの血行で生着する。

問題
熱傷部位の皮膚で正しいのはどれか。
  1. 1. 壊死組織は赤色を呈する。
  2. 2. Ⅲ度熱傷は汗腺まで達しない。
  3. 3. Ⅰ度熱傷部位は植皮術を要する。
  4. 4. 感染を伴うと植皮の生着が阻害される。 ✓
  5. 5. 植皮後は知覚が回復してから運動を開始する。

正答:4番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 67.3%標準

49人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — 感染を伴うと植皮の生着が阻害される。

植皮片は移植床からの血行で生着する。感染があると移植床の状態が悪くなり、植皮片が融解・脱落しやすくなるため、生着が妨げられる。


【各選択肢の解説】

1. 壊死組織は赤色を呈する。
❌ 誤り。正しくは、熱傷の壊死組織は白色・黄白色や黒色(炭化)を呈する。赤色を呈するのは発赤(Ⅰ度熱傷)や肉芽組織である。
2. Ⅲ度熱傷は汗腺まで達しない。
❌ 誤り。正しくは、Ⅲ度熱傷は皮膚全層(表皮・真皮全層)が損傷され、真皮内にある汗腺・毛包も破壊される。
3. Ⅰ度熱傷部位は植皮術を要する。
❌ 誤り。正しくは、Ⅰ度熱傷は表皮のみの損傷で、数日で瘢痕を残さずに治るため植皮は要らない。植皮の対象は主にⅢ度熱傷や深達性Ⅱ度熱傷である。
4. 感染を伴うと植皮の生着が阻害される。
✅ 正しい(=正答)。植皮の前に壊死組織の除去と感染の管理を行うのはこのためである。
5. 植皮後は知覚が回復してから運動を開始する。
❌ 誤り。正しくは、植皮部は生着するまで安静・固定とし、生着を確認したら知覚の回復を待たずに可動域練習を始める。知覚の回復には長い期間がかかり、待つと拘縮が進む。

【試験対策ポイント】

深度損傷の範囲外見治り方
Ⅰ度表皮発赤瘢痕を残さず治る
浅達性Ⅱ度真皮浅層水疱多くは保存的に治る
深達性Ⅱ度真皮深層水疱(底が白っぽい)植皮が必要になることがある
Ⅲ度皮膚全層白色・黒色、痛みに乏しい植皮が必要
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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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