第59回 理学療法士国家試験 午前 第39問
義肢装具学第59回午前
第59回 理学療法士国家試験 午前 第39問(義肢装具学)の正答は 3 です。前方制動は足関節の背屈を止める設定で、下腿が前に倒れ込むのを防ぐ。
問題
下肢の異常と金属支柱付き短下肢装具の足継手設定との組合せで正しいのはどれか。
- 1. 尖足 ─── 前方制動
- 2. 反張膝 ─── 前方制動
- 3. 立脚期の膝折れ ─── 前方制動 ✓
- 4. 下腿三頭筋の痙縮 ─── 遊動
- 5. 前脛骨筋の弛緩性麻痺 ─── 遊動
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 73.5%やさしい
83人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 立脚期の膝折れ ─── 前方制動
前方制動は足関節の背屈を止める設定で、下腿が前に倒れ込むのを防ぐ。立脚期に下腿が前傾しすぎて起こる膝折れには、背屈を止めて膝を伸展方向へ保つ前方制動を用いる。
【各選択肢の解説】
1. 尖足 ─── 前方制動
❌ 誤り。正しくは、尖足(底屈位)には底屈を止める後方制動(または背屈補助)を用いる。
❌ 誤り。正しくは、尖足(底屈位)には底屈を止める後方制動(または背屈補助)を用いる。
2. 反張膝 ─── 前方制動
❌ 誤り。正しくは、反張膝には底屈を止める後方制動を用いる。足関節を軽度背屈位で止めて下腿の後方傾斜を防ぎ、膝の過伸展を抑える。
❌ 誤り。正しくは、反張膝には底屈を止める後方制動を用いる。足関節を軽度背屈位で止めて下腿の後方傾斜を防ぎ、膝の過伸展を抑える。
3. 立脚期の膝折れ ─── 前方制動
✅ 正しい(=正答)。背屈を止めて下腿の前方への倒れ込みを防ぐ。
✅ 正しい(=正答)。背屈を止めて下腿の前方への倒れ込みを防ぐ。
4. 下腿三頭筋の痙縮 ─── 遊動
❌ 誤り。正しくは、下腿三頭筋の痙縮では底屈位になりやすいため、底屈を止める後方制動を用いる。遊動では底屈を抑えられない。
❌ 誤り。正しくは、下腿三頭筋の痙縮では底屈位になりやすいため、底屈を止める後方制動を用いる。遊動では底屈を抑えられない。
5. 前脛骨筋の弛緩性麻痺 ─── 遊動
❌ 誤り。正しくは、背屈できず下垂足になるため、後方制動や背屈補助(クレンザック継手のばね)で足部が垂れるのを防ぐ。
❌ 誤り。正しくは、背屈できず下垂足になるため、後方制動や背屈補助(クレンザック継手のばね)で足部が垂れるのを防ぐ。
【試験対策ポイント】
| 足継手の設定 | 止める動き | 主な適応 |
|---|---|---|
| 前方制動 | 背屈 | 下腿三頭筋の筋力低下、立脚期の膝折れ |
| 後方制動 | 底屈 | 下垂足、尖足、反張膝、下腿三頭筋の痙縮 |
| 背屈補助 | (ばねで背屈を助ける) | 前脛骨筋の麻痺 |
| 遊動 | なし | 制動を要しない場合 |
ひっかけ:「前方」は下腿が前に倒れる=背屈を止める、と覚える。
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