第59回 理学療法士国家試験 午後 第3問
整形外科疾患理学療法第59回午後
第59回 理学療法士国家試験 午後 第3問(整形外科疾患理学療法)の正答は 4 です。本症例は足底のしびれ・疼痛と母指外転筋萎縮から、後脛骨神経圧迫(タルサルトンネル症候群)が疑われます。
問題
45歳の男性。足底のしびれと疼痛を感じたため病院を受診した。足底に放散する痛みを自覚し、母指外転筋の筋萎縮を認めた。この患者の内果下方で陽性となる検査はどれか。
- 1. Silfverskiöld test
- 2. Single heel rising test
- 3. Thompson test
- 4. Tinel sign ✓
- 5. Too many toes sign
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 42.9%参考値
14人の初回解答から算出(2026年7月28日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — Tinel sign
本症例は足底のしびれ・疼痛と母指外転筋萎縮から、後脛骨神経圧迫(タルサルトンネル症候群)が疑われます。内果下方は後脛骨神経の圧迫部位であり、Tinel sign(叩打により末梢への放散痛)が陽性となります。
【各選択肢の解説】
1. Silfverskiöld test
❌ 誤り。ふくらはぎの筋短縮を評価する検査で、足関節背屈制限を調べるもので、神経圧迫とは無関係です。
❌ 誤り。ふくらはぎの筋短縮を評価する検査で、足関節背屈制限を調べるもので、神経圧迫とは無関係です。
2. Single heel rising test
❌ 誤り。腓腹筋・ヒラメ筋の機能評価で、足関節底屈力を見る検査です。本症例の神経圧迫診断には適切ではありません。
❌ 誤り。腓腹筋・ヒラメ筋の機能評価で、足関節底屈力を見る検査です。本症例の神経圧迫診断には適切ではありません。
3. Thompson test
❌ 誤り。アキレス腱断裂の診断検査で、下腿三頭筋の機能評価です。本症例とは無関係です。
❌ 誤り。アキレス腱断裂の診断検査で、下腿三頭筋の機能評価です。本症例とは無関係です。
4. Tinel sign
✅ 正しい。神経の圧迫部位を叩打すると、その神経支配領域に放散痛やしびれが生じる検査です。内果下方の後脛骨神経圧迫で陽性となり、本症例の診断に有用です。
✅ 正しい。神経の圧迫部位を叩打すると、その神経支配領域に放散痛やしびれが生じる検査です。内果下方の後脛骨神経圧迫で陽性となり、本症例の診断に有用です。
5. Too many toes sign
❌ 誤り。後脛骨筋機能不全による扁平足評価時に、外側から見えるつま先の数が増える所見ですが、神経圧迫診断ではありません。
❌ 誤り。後脛骨筋機能不全による扁平足評価時に、外側から見えるつま先の数が増える所見ですが、神経圧迫診断ではありません。
【試験対策ポイント】
- タルサルトンネル症候群:後脛骨神経が内果下方で圧迫される
- Tinel sign:神経圧迫部位の叩打検査で放散痛が出現
- 母指外転筋萎縮:後脛骨神経支配筋の障害を示唆
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