PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第59回 理学療法士国家試験 午後 第6問

運動療法第59回午後

第59回 理学療法士国家試験 午後 第6問(運動療法)の正答は 3 です。図は右上腕を体側につけ、肘を約90度屈曲した肢位で、ゴムバンドは手から体の前を横切って左側へ伸びている。

問題
ゴムバンドを用いて筋力増強運動を実施している様子を図に示す。この運動で最も増強される筋はどれか。
第59回午後第6問 図
  1. 1. 前鋸筋
  2. 2. 大胸筋
  3. 3. 棘下筋 ✓
  4. 4. 肩甲下筋
  5. 5. 烏口腕筋

正答:3番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 66.7%標準

54人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 棘下筋

図は右上腕を体側につけ、肘を約90度屈曲した肢位で、ゴムバンドは手から体の前を横切って左側へ伸びている。矢印は手を体の外側へ振り出す向き=上腕下垂位での肩関節外旋を、内側へ引くバンドに抗して行う運動である。外旋の主動作筋である棘下筋が最も増強される。


【各選択肢の解説】

1. 前鋸筋
❌ 誤り。前鋸筋は肩甲骨を外転(前方突出)・上方回旋させる筋で、肩関節外旋の主動作筋ではない。正しくは、外旋運動で増強されるのは棘下筋。
2. 大胸筋
❌ 誤り。大胸筋は肩関節の内旋・内転・水平内転に働く。正しくは、外旋に抵抗をかける図の運動で増強されるのは棘下筋。
3. 棘下筋
✅ 正しい(=正答)。棘下筋は上腕骨大結節に停止する腱板の筋で、肩関節外旋の主動作筋。上腕下垂位・肘90度屈曲位での抵抗下外旋は棘下筋(と小円筋)を鍛える代表的な方法である。
4. 肩甲下筋
❌ 誤り。肩甲下筋は小結節に停止し、肩関節内旋に働く。正しくは、外旋運動で増強されるのは棘下筋。
5. 烏口腕筋
❌ 誤り。烏口腕筋は肩関節の屈曲・内転に働く。正しくは、外旋運動で増強されるのは棘下筋。

【試験対策ポイント】

腱板の筋停止主な作用
棘上筋大結節外転
棘下筋大結節外旋
小円筋大結節外旋
肩甲下筋小結節内旋
  • ゴムバンドの図は「バンドが引く向き」と「矢印の向き」を確かめ、矢印の向きの運動を起こす筋が鍛えられる筋になる。
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