PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第59回 理学療法士国家試験 午後 第32問

整形外科疾患理学療法第59回午後

第59回 理学療法士国家試験 午後 第32問(整形外科疾患理学療法)の正答は 5 です。内側型変形性膝関節症の歩行は、疼痛や膝の伸展制限のために歩行速度が落ち、歩幅が小さくなるとされる。

問題
内側型変形性膝関節症における歩行の特徴で正しいのはどれか。
  1. 1. 歩隔は狭くなる。
  2. 2. 両脚支持期は短くなる。
  3. 3. 骨盤の回旋は大きくなる。
  4. 4. 股関節伸展角度は増加する。
  5. 5. 床反力前後成分は小さくなる。 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 31.1%難問

45人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 床反力前後成分は小さくなる。

内側型変形性膝関節症の歩行は、疼痛や膝の伸展制限のために歩行速度が落ち、歩幅が小さくなるとされる。そのため立脚初期の制動と立脚後期の推進がいずれも小さくなり、床反力の前後成分は小さくなる。


【各選択肢の解説】

1. 歩隔は狭くなる。
❌ 誤り。歩隔が狭くなることは特徴として挙げられない。正しくは、歩隔は変わらないか、むしろ広くなる傾向が報告されている。
2. 両脚支持期は短くなる。
❌ 誤り。歩行速度が遅くなると、歩行周期に占める両脚支持期の割合は大きくなる。正しくは、両脚支持期は長くなる。
3. 骨盤の回旋は大きくなる。
❌ 誤り。歩幅の減少と歩行速度の低下に伴い、骨盤の回旋は大きくならない。正しくは、骨盤の回旋は小さくなる傾向にある。
4. 股関節伸展角度は増加する。
❌ 誤り。歩幅が小さく、膝の伸展制限を伴うことも多いため、立脚後期の股関節伸展は小さくなるとされる。正しくは、股関節伸展角度は減少する。
5. 床反力前後成分は小さくなる。(=正答)
✅ 正しい。歩行速度と歩幅が小さくなるため、立脚初期の制動成分と立脚後期の推進成分の振幅はいずれも小さくなる。

【試験対策ポイント】

  • 内側型膝OAの歩行:歩行速度↓・歩幅↓・両脚支持期↑・股関節伸展↓・床反力前後成分↓
  • 歩行速度が落ちると、多くの時間・距離の指標は「健常者がゆっくり歩いたとき」と同じ向きに変わると考えて整理する
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