第59回 理学療法士国家試験 午後 第39問
神経疾患理学療法第59回午後
第59回 理学療法士国家試験 午後 第39問(神経疾患理学療法)の正答は 5 です。多発性硬化症では、体温が上がると脱髄した神経の伝導がさらに悪くなり、症状が一時的に悪化する(Uhthoff現象)。
問題
寛解期にある多発性硬化症に対する理学療法の禁忌はどれか。
- 1. 他動的な関節可動域練習
- 2. 中等度強度の有酸素運動
- 3. 低強度の筋力増強練習
- 4. 電気刺激療法
- 5. 温熱療法 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 61.5%標準
39人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 温熱療法
多発性硬化症では、体温が上がると脱髄した神経の伝導がさらに悪くなり、症状が一時的に悪化する(Uhthoff現象)。そのため身体を温める温熱療法は寛解期でも禁忌とされる。他の4つは、強度を守れば寛解期に行える。
【各選択肢の解説】
1. 他動的な関節可動域練習
❌ 誤り。正しくは禁忌ではない。痙縮や不動による拘縮を予防するために行う。
❌ 誤り。正しくは禁忌ではない。痙縮や不動による拘縮を予防するために行う。
2. 中等度強度の有酸素運動
❌ 誤り。正しくは禁忌ではない。寛解期には中等度までの有酸素運動が勧められ、体力の維持に役立つ。過度の体温上昇と疲労を避けるよう休憩や室温に配慮する。
❌ 誤り。正しくは禁忌ではない。寛解期には中等度までの有酸素運動が勧められ、体力の維持に役立つ。過度の体温上昇と疲労を避けるよう休憩や室温に配慮する。
3. 低強度の筋力増強練習
❌ 誤り。正しくは禁忌ではない。筋力の維持・改善のために行い、過負荷と疲労を避ける。
❌ 誤り。正しくは禁忌ではない。筋力の維持・改善のために行い、過負荷と疲労を避ける。
4. 電気刺激療法
❌ 誤り。正しくは禁忌ではない。筋力増強や下垂足に対する機能的電気刺激などに用いられる。
❌ 誤り。正しくは禁忌ではない。筋力増強や下垂足に対する機能的電気刺激などに用いられる。
5. 温熱療法(=正答)
✅ 正しい。禁忌にあたる。温熱療法で体温が上がると、Uhthoff現象により症状が一時的に悪化する。身体を温める物理療法は避け、運動時も室温を調整するなど体温上昇を防ぐ。
✅ 正しい。禁忌にあたる。温熱療法で体温が上がると、Uhthoff現象により症状が一時的に悪化する。身体を温める物理療法は避け、運動時も室温を調整するなど体温上昇を防ぐ。
【試験対策ポイント】
- 多発性硬化症:中枢神経の脱髄疾患。再発と寛解を繰り返す
- Uhthoff現象=体温上昇で症状が一時的に悪化 → 温熱療法・熱い入浴は避ける
- 運動は疲労と体温上昇に注意して、中等度までの強度で行う
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