第59回 理学療法士国家試験 午後 第69問
生理学第59回午後
第59回 理学療法士国家試験 午後 第69問(生理学)の正答は 4 です。骨格筋の力-速度関係(Hillの関係)では、短縮速度と張力は逆向きに動き、負荷が軽いほど速く縮み、重いほどゆっくりになる。
問題
骨格筋の筋張力で正しいのはどれか。
- 1. 全張力と静止張力の和が活動張力となる。
- 2. 活動張力は筋長が長くなるほど大きくなる。
- 3. 求心性運動では速度が速いほど最大筋張力が大きい。
- 4. 筋張力が一定の場合、短縮速度は負荷が小さいほど速い。 ✓
- 5. 求心性運動は遠心性運動より大きな筋張力を発揮することができる。
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 32.6%難問
43人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 筋張力が一定の場合、短縮速度は負荷が小さいほど速い。
骨格筋の力-速度関係(Hillの関係)では、短縮速度と張力は逆向きに動き、負荷が軽いほど速く縮み、重いほどゆっくりになる。長さ-張力関係・力-速度関係・収縮様式による張力差の3つを見分けさせる問題である。
【各選択肢の解説】
1. 全張力と静止張力の和が活動張力となる。
❌ 誤り。足し算の向きが逆である。正しくは全張力=活動張力+静止張力で、活動張力は全張力から静止張力を差し引いたものである。
❌ 誤り。足し算の向きが逆である。正しくは全張力=活動張力+静止張力で、活動張力は全張力から静止張力を差し引いたものである。
2. 活動張力は筋長が長くなるほど大きくなる。
❌ 誤り。活動張力は、アクチンとミオシンの重なりが最も有効な至適長(自然長付近)で最大となり、それより長くても短くても小さくなる。正しくは、筋長が長くなるほど大きくなるのは静止張力である。
❌ 誤り。活動張力は、アクチンとミオシンの重なりが最も有効な至適長(自然長付近)で最大となり、それより長くても短くても小さくなる。正しくは、筋長が長くなるほど大きくなるのは静止張力である。
3. 求心性運動では速度が速いほど最大筋張力が大きい。
❌ 誤り。力-速度関係では、短縮速度が速いほど発揮できる張力は小さい。正しくは、求心性運動では速度が速いほど最大筋張力は小さい。
❌ 誤り。力-速度関係では、短縮速度が速いほど発揮できる張力は小さい。正しくは、求心性運動では速度が速いほど最大筋張力は小さい。
4. 筋張力が一定の場合、短縮速度は負荷が小さいほど速い。
✅ 正しい(=正答)。力-速度関係により、負荷が小さいほど筋は速く短縮する。負荷が最大筋力に等しくなると短縮速度は0(等尺性収縮)になる。
✅ 正しい(=正答)。力-速度関係により、負荷が小さいほど筋は速く短縮する。負荷が最大筋力に等しくなると短縮速度は0(等尺性収縮)になる。
5. 求心性運動は遠心性運動より大きな筋張力を発揮することができる。
❌ 誤り。正しくは遠心性運動の方が大きな筋張力を発揮でき、発揮張力は遠心性>等尺性>求心性の順となる。
❌ 誤り。正しくは遠心性運動の方が大きな筋張力を発揮でき、発揮張力は遠心性>等尺性>求心性の順となる。
【試験対策ポイント】
| 関係 | 内容 |
|---|---|
| 全張力 | 活動張力+静止張力 |
| 長さ-張力関係 | 活動張力は至適長で最大、静止張力は伸ばすほど増える |
| 力-速度関係 | 求心性では速いほど張力は小さい/負荷が軽いほど速く縮む |
| 収縮様式 | 遠心性>等尺性>求心性 |
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