PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第59回 理学療法士国家試験 午後 第73問

運動学第59回午後

第59回 理学療法士国家試験 午後 第73問(運動学)の正答は 4 です。成人の立位の身体重心は、矢状面でおよそ第2仙椎の前方にある。

問題
成人の正常立位姿勢で正しいのはどれか。
  1. 1. 仙骨は前弯を示す。
  2. 2. 腰仙角は約5度である。
  3. 3. 重心の位置は小児より相対的に頭部に近い。
  4. 4. 矢状面における重心は仙骨の前方に位置する。 ✓
  5. 5. 矢状面上における身体の重心線は大転子の前方を通る。

正答:4番

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初回正答率 54.3%標準

46人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — 矢状面における重心は仙骨の前方に位置する。

成人の立位の身体重心は、矢状面でおよそ第2仙椎の前方にある。重心の高さは小児の方が相対的に高く(頭が大きいため)、重心線は耳垂・肩峰・大転子・膝関節の前方・外果の前方を通る。


【各選択肢の解説】

1. 仙骨は前弯を示す。
❌ 誤り。脊柱の生理的弯曲は頸椎前弯・胸椎後弯・腰椎前弯・仙骨後弯である。正しくは仙骨は後弯を示す。
2. 腰仙角は約5度である。
❌ 誤り。腰仙角(仙骨上面と水平面のなす角)は約30°とされる。正しくは約30°で、5°ではほぼ水平になってしまう。
3. 重心の位置は小児より相対的に頭部に近い。
❌ 誤り。小児は身長に対して頭部が大きく下肢が短いため、重心が相対的に高い。正しくは成人の重心は小児より相対的に頭部から遠い(低い)。
4. 矢状面における重心は仙骨の前方に位置する。
✅ 正しい(=正答)。成人の重心はおよそ第2仙椎の前方にあり、高さは足底から身長の約55%とされる。
5. 矢状面上における身体の重心線は大転子の前方を通る。
❌ 誤り。正しくは重心線は大転子を通る(股関節の中心のやや後方)。前方を通るのは膝関節と外果である。

【試験対策ポイント】

矢状面の重心線が通る位置
耳垂(乳様突起のやや前方)
肩峰
大転子
膝関節中心のやや前方(膝蓋骨の後面)
外果の前方
  • 成人の重心:第2仙椎の前方
  • 小児は成人より重心が相対的に高い
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