第59回 理学療法士国家試験 午後 第85問
神経内科学第59回午後
第59回 理学療法士国家試験 午後 第85問(神経内科学)の正答は 3 です。Guillain-Barré症候群は末梢神経(神経根を含む)の急性の免疫性ニューロパチーで、診断には髄液の蛋白細胞解離(蛋白は上昇するが細胞数は増えない)と神経伝導検査が役立つ。
問題
Guillain-Barré症候群の診断で有用なのはどれか。
- 1. CT
- 2. MRI
- 3. 髄液検査 ✓
- 4. 脳波検査
- 5. 血液培養検査
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 81.1%やさしい
37人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 髄液検査
Guillain-Barré症候群は末梢神経(神経根を含む)の急性の免疫性ニューロパチーで、診断には髄液の蛋白細胞解離(蛋白は上昇するが細胞数は増えない)と神経伝導検査が役立つ。画像・脳波・血液培養は中枢神経や感染症をみる検査である。
【各選択肢の解説】
1. CT
❌ 誤り。CTは脳出血・骨折など頭部や脊椎の形の変化をみる検査で、末梢神経の障害は写らない。正しくは、GBSの診断には役立たず、ほかの疾患の除外に使われる程度である。
❌ 誤り。CTは脳出血・骨折など頭部や脊椎の形の変化をみる検査で、末梢神経の障害は写らない。正しくは、GBSの診断には役立たず、ほかの疾患の除外に使われる程度である。
2. MRI
❌ 誤り。MRIは脳・脊髄の病変(脳梗塞・脊髄炎・脊髄圧迫など)をみる検査である。正しくは、GBSの診断の中心ではなく、脊髄病変など似た症状を示す疾患を除外する目的で用いられる。
❌ 誤り。MRIは脳・脊髄の病変(脳梗塞・脊髄炎・脊髄圧迫など)をみる検査である。正しくは、GBSの診断の中心ではなく、脊髄病変など似た症状を示す疾患を除外する目的で用いられる。
3. 髄液検査(=正答)
✅ 正しい。髄液で蛋白が上昇し細胞数は正常にとどまる蛋白細胞解離がみられ、診断を支持する。発症直後は蛋白が上昇していないことがあり、1週以降で明らかになりやすい。
✅ 正しい。髄液で蛋白が上昇し細胞数は正常にとどまる蛋白細胞解離がみられ、診断を支持する。発症直後は蛋白が上昇していないことがあり、1週以降で明らかになりやすい。
4. 脳波検査
❌ 誤り。脳波は大脳皮質の電気活動をみる検査で、てんかんや意識障害の評価に使う。正しくは、末梢神経の障害は脳波では評価できず、GBSの診断に用いる電気生理検査は神経伝導検査である。
❌ 誤り。脳波は大脳皮質の電気活動をみる検査で、てんかんや意識障害の評価に使う。正しくは、末梢神経の障害は脳波では評価できず、GBSの診断に用いる電気生理検査は神経伝導検査である。
5. 血液培養検査
❌ 誤り。血液培養は菌血症・敗血症の原因菌を調べる検査である。GBSは感染(カンピロバクターなど)が先行することが多いが、神経の障害は感染後の自己免疫による。正しくは、GBSの診断には役立たない。
❌ 誤り。血液培養は菌血症・敗血症の原因菌を調べる検査である。GBSは感染(カンピロバクターなど)が先行することが多いが、神経の障害は感染後の自己免疫による。正しくは、GBSの診断には役立たない。
【試験対策ポイント】
- GBS:先行感染(下痢・かぜ症状)→1〜2週後に急性の弛緩性麻痺・腱反射消失
- 診断に役立つ検査:髄液の蛋白細胞解離、神経伝導検査(伝導速度の低下・伝導ブロックなど)
- 脳波=大脳/CT・MRI=形の変化/血液培養=菌血症
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