第59回 理学療法士国家試験 午後 第94問
整形外科学第59回午後
第59回 理学療法士国家試験 午後 第94問(整形外科学)の正答は 5 です。骨転移には骨を壊す溶骨性と、骨を作る造骨性がある。
問題
転移性骨腫瘍で正しいのはどれか。
- 1. 頭蓋骨に好発する。
- 2. 前立腺癌では溶骨性転移が多い。
- 3. 高率に低カルシウム血症をきたす。
- 4. 痛みには温熱療法が第一選択となる。
- 5. 造骨性の骨転移では病的骨折は少ない。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 42.5%難問
40人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 造骨性の骨転移では病的骨折は少ない。
骨転移には骨を壊す溶骨性と、骨を作る造骨性がある。造骨性の転移では骨が硬くなるため、骨が壊れて弱くなる溶骨性の転移に比べて病的骨折は少ない。
【各選択肢の解説】
1. 頭蓋骨に好発する。
❌ 誤り。転移性骨腫瘍は赤色骨髄の多い体幹の骨に好発する。正しくは、脊椎・骨盤・大腿骨近位・肋骨に好発する。
❌ 誤り。転移性骨腫瘍は赤色骨髄の多い体幹の骨に好発する。正しくは、脊椎・骨盤・大腿骨近位・肋骨に好発する。
2. 前立腺癌では溶骨性転移が多い。
❌ 誤り。前立腺癌の骨転移は造骨性が典型である。正しくは、前立腺癌では造骨性転移が多い(溶骨性が多いのは肺癌・腎癌・甲状腺癌など)。
❌ 誤り。前立腺癌の骨転移は造骨性が典型である。正しくは、前立腺癌では造骨性転移が多い(溶骨性が多いのは肺癌・腎癌・甲状腺癌など)。
3. 高率に低カルシウム血症をきたす。
❌ 誤り。骨転移で骨が壊されると、骨からカルシウムが血中に出る。正しくは、骨転移で問題となるのは高カルシウム血症である(意識障害・脱水・便秘などを起こす)。
❌ 誤り。骨転移で骨が壊されると、骨からカルシウムが血中に出る。正しくは、骨転移で問題となるのは高カルシウム血症である(意識障害・脱水・便秘などを起こす)。
4. 痛みには温熱療法が第一選択となる。
❌ 誤り。悪性腫瘍の部位への温熱療法は禁忌とされる。正しくは、痛みには鎮痛薬(オピオイドを含む)と放射線療法が中心となる。
❌ 誤り。悪性腫瘍の部位への温熱療法は禁忌とされる。正しくは、痛みには鎮痛薬(オピオイドを含む)と放射線療法が中心となる。
5. 造骨性の骨転移では病的骨折は少ない。(=正答)
✅ 正しい。骨を破壊する溶骨性転移に比べ、造骨性転移では病的骨折が少ない。
✅ 正しい。骨を破壊する溶骨性転移に比べ、造骨性転移では病的骨折が少ない。
【試験対策ポイント】
| 転移の型 | 代表的な原発巣 | 特徴 |
|---|---|---|
| 造骨性 | 前立腺癌 | 病的骨折が比較的少ない |
| 溶骨性 | 肺癌・腎癌・甲状腺癌 | 病的骨折・高カルシウム血症を起こしやすい |
乳癌は溶骨性と造骨性が混在することがある。好発部位は脊椎・骨盤・大腿骨近位・肋骨。
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