PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第60回 理学療法士国家試験 午前 第7問

整形外科疾患理学療法第60回午前

第60回 理学療法士国家試験 午前 第7問(整形外科疾患理学療法)の正答は 5 です。図は背臥位で肩関節を約90°外転・肘を約90°屈曲し、手関節に重錘を巻いた肢位である。

問題
22歳の男性。大学の野球部に所属している。右上肢の投球動作時の違和感を訴えて受診し、理学療法が開始された。図に示す手法で伸長される筋はどれか。
第60回午前第7問 図
  1. 1. 棘下筋
  2. 2. 棘上筋
  3. 3. 小円筋
  4. 4. 前鋸筋
  5. 5. 大円筋 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 42%難問

81人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 大円筋

図は背臥位で肩関節を約90°外転・肘を約90°屈曲し、手関節に重錘を巻いた肢位である。前腕は頭側へ倒れて台の縁の外にあり、矢印は前腕をさらに下方へ下ろす向き=肩関節外転位での外旋方向の伸張である。外転・外旋で伸長されるのは、内転・内旋に働く大円筋である。


【各選択肢の解説】

1. 棘下筋
❌ 誤り。棘下筋は肩関節の外旋に働き、外旋方向へ動かすとむしろ短縮する。正しくは、内旋方向へ動かすと伸長される筋である。
2. 棘上筋
❌ 誤り。棘上筋は肩関節の外転に働き、外転位ではゆるむ。正しくは、肩関節を内転させる方向で伸長される筋である。
3. 小円筋
❌ 誤り。小円筋は棘下筋と同じく外旋に働き、外旋方向では短縮する。正しくは、内旋方向で伸長される筋である。
4. 前鋸筋
❌ 誤り。前鋸筋は肩甲骨を胸郭に沿って外転(前方突出)・上方回旋させる筋で、上腕骨の外旋では伸長されない。正しくは、肩甲骨を内転させる方向で伸長される筋である。
5. 大円筋
✅ 正しい。大円筋は肩甲骨下角付近から起こり上腕骨小結節稜に付き、肩関節の伸展・内転・内旋に働く。外転・外旋位で伸長される。

【試験対策ポイント】

  • 伸張は作用の逆方向へ動かす
筋主な作用伸長される方向
大円筋伸展・内転・内旋屈曲・外転・外旋
棘下筋・小円筋外旋内旋
棘上筋外転内転

  • 図の読み:肩90°外転位で前腕を頭側へ倒す=外旋、足側へ倒す=内旋
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