第60回 理学療法士国家試験 午前 第13問
義肢装具学第60回午前
第60回 理学療法士国家試験 午前 第13問(義肢装具学)の正答は 3 です。大腿四頭筋の広範囲切除で膝伸展のMMTが3=立脚期に膝折れが起こりやすい。
問題
17歳の男子。2か月前の体育の授業中に左膝の痛みに気付いたが、放置していた。最近は歩行時の左膝の痛みが出現したため病院を受診した。精査の結果、左大腿直筋の平滑筋肉腫と診断され、左大腿四頭筋の広範囲切除術が施行された。術後の左膝の関節可動域は屈曲120°、伸展-10°でMMTは屈曲4、伸展3であった。最も適切な補装具はどれか。
- 1. 車椅子
- 2. PTB式免荷装具
- 3. 両側金属支柱付膝装具 ✓
- 4. 両側金属支柱付短下肢装具
- 5. 両側金属支柱付長下肢装具
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 56%標準
116人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 両側金属支柱付膝装具
大腿四頭筋の広範囲切除で膝伸展のMMTが3=立脚期に膝折れが起こりやすい。膝屈曲は保たれ、足関節には問題の記載がない。膝を直接支える両側金属支柱付膝装具が最も適切である。
【各選択肢の解説】
1. 車椅子
❌ 誤り。本例は膝を支えれば歩行できる見込みがあり、車椅子を主にする理由はない。正しくは、装具で膝折れを防いで歩行を保つ。
❌ 誤り。本例は膝を支えれば歩行できる見込みがあり、車椅子を主にする理由はない。正しくは、装具で膝折れを防いで歩行を保つ。
2. PTB式免荷装具
❌ 誤り。PTB式免荷装具は膝蓋腱部で体重を受けて下腿・足部の荷重を減らす装具である。正しくは、下腿以下の骨折などで荷重を減らしたいときに用い、本例の課題(膝折れ)には合わない。
❌ 誤り。PTB式免荷装具は膝蓋腱部で体重を受けて下腿・足部の荷重を減らす装具である。正しくは、下腿以下の骨折などで荷重を減らしたいときに用い、本例の課題(膝折れ)には合わない。
3. 両側金属支柱付膝装具(=正答)
✅ 正しい。膝関節を両側から支えて立脚期の膝折れを防ぐ。足関節の制御が要らない本例に過不足がない。
✅ 正しい。膝関節を両側から支えて立脚期の膝折れを防ぐ。足関節の制御が要らない本例に過不足がない。
4. 両側金属支柱付短下肢装具
❌ 誤り。短下肢装具は足関節を支える装具で、膝を直接は支えない。足関節の角度の設定で膝の動きを間接的に整える使い方もあるが、膝伸展筋そのものを広く切除した本例では膝を直接支える必要がある。正しくは、下垂足など足関節の問題が主のときに用いる。
❌ 誤り。短下肢装具は足関節を支える装具で、膝を直接は支えない。足関節の角度の設定で膝の動きを間接的に整える使い方もあるが、膝伸展筋そのものを広く切除した本例では膝を直接支える必要がある。正しくは、下垂足など足関節の問題が主のときに用いる。
5. 両側金属支柱付長下肢装具
❌ 誤り。長下肢装具は膝と足関節の両方を制御する。正しくは、膝と足関節の両方に制御が必要なときに用い、足関節に問題のない本例には過剰である。
❌ 誤り。長下肢装具は膝と足関節の両方を制御する。正しくは、膝と足関節の両方に制御が必要なときに用い、足関節に問題のない本例には過剰である。
【試験対策ポイント】
| 主に支える関節 | 装具 |
|---|---|
| 膝(膝折れ) | 膝装具 |
| 足関節(下垂足など) | 短下肢装具 |
| 膝+足関節 | 長下肢装具 |
- 「どの関節を支える必要があるか」で選び、必要な関節より広く覆わない
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