第60回 理学療法士国家試験 午前 第71問
運動学第60回午前
第60回 理学療法士国家試験 午前 第71問(運動学)の正答は 4 です。胸鎖乳突筋は、両側が同時に働くと頸部を屈曲させる一方、乳様突起への停止が環椎後頭関節の運動軸より後方にあるため頭部を伸展させる。
問題
頭頸部の屈曲と伸展の両方に作用する筋はどれか。
- 1. 前斜角筋
- 2. 前頭直筋
- 3. 頭板状筋
- 4. 胸鎖乳突筋 ✓
- 5. 脊柱起立筋
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 54.4%標準
68人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 胸鎖乳突筋
胸鎖乳突筋は、両側が同時に働くと頸部を屈曲させる一方、乳様突起への停止が環椎後頭関節の運動軸より後方にあるため頭部を伸展させる。1つの筋で屈曲と伸展の両方に働く例として問われる。
【各選択肢の解説】
1. 前斜角筋
❌ 誤り。前斜角筋は第1肋骨を挙上し(吸気補助)、頸部の屈曲・同側への側屈に働く。正しくは、伸展には働かない屈曲側の筋である。
❌ 誤り。前斜角筋は第1肋骨を挙上し(吸気補助)、頸部の屈曲・同側への側屈に働く。正しくは、伸展には働かない屈曲側の筋である。
2. 前頭直筋
❌ 誤り。前頭直筋は環椎の前方から後頭骨底部に付く椎前筋で、頭部の屈曲に働く。正しくは、屈曲側の筋で伸展には働かない。
❌ 誤り。前頭直筋は環椎の前方から後頭骨底部に付く椎前筋で、頭部の屈曲に働く。正しくは、屈曲側の筋で伸展には働かない。
3. 頭板状筋
❌ 誤り。頭板状筋は頭頸部の伸展・同側への側屈・同側への回旋に働く。正しくは、伸展側の筋で屈曲には働かない。
❌ 誤り。頭板状筋は頭頸部の伸展・同側への側屈・同側への回旋に働く。正しくは、伸展側の筋で屈曲には働かない。
4. 胸鎖乳突筋
✅ 正しい(=正答)。両側の収縮で頸部屈曲と頭部伸展に働く。片側の収縮では同側へ側屈し、顔を反対側へ向ける(反対側への回旋)。
✅ 正しい(=正答)。両側の収縮で頸部屈曲と頭部伸展に働く。片側の収縮では同側へ側屈し、顔を反対側へ向ける(反対側への回旋)。
5. 脊柱起立筋
❌ 誤り。脊柱起立筋は脊柱の背側を走る筋で、体幹・頸部の伸展に働く。正しくは、伸展側の筋で屈曲には働かない。
❌ 誤り。脊柱起立筋は脊柱の背側を走る筋で、体幹・頸部の伸展に働く。正しくは、伸展側の筋で屈曲には働かない。
【試験対策ポイント】
| 筋 | 屈曲 | 伸展 | 側屈 | 回旋 |
|---|---|---|---|---|
| 胸鎖乳突筋 | ○(頸部) | ○(頭部) | 同側 | 反対側 |
| 前斜角筋 | ○ | — | 同側 | — |
| 前頭直筋 | ○(頭部) | — | — | — |
| 頭板状筋 | — | ○ | 同側 | 同側 |
胸鎖乳突筋は副神経支配。片側の短縮は筋性斜頸の原因となる。
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