第60回 理学療法士国家試験 午前 第72問
運動学第60回午前
第60回 理学療法士国家試験 午前 第72問(運動学)の正答は 2・3 です。股関節の形・角度・靱帯の基本を問う問題である。
問題
健常者の股関節で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1. 鞍関節である。
- 2. 頸体角は120〜130度である。 ✓
- 3. 恥骨大腿靱帯は伸展運動で緊張する。 ✓
- 4. 大腿骨の垂直軸に対する運動軸は約15度である。
- 5. 大腿骨頭の前方は寛骨臼に完全に被覆されている。
正答:2・3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 61.7%標準
60人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2・3番 — 頸体角は120〜130度である。・恥骨大腿靱帯は伸展運動で緊張する。
股関節の形・角度・靱帯の基本を問う問題である。頸体角は成人で約125度、股関節の3つの靱帯(腸骨大腿・恥骨大腿・坐骨大腿靱帯)はいずれも伸展で緊張する。頸体角と前捻角(約15度)の数値の入れ替えがひっかけになる。
【各選択肢の解説】
1. 鞍関節である。
❌ 誤り。鞍関節の代表は母指の手根中手関節(CM関節)である。正しくは、股関節は球関節の一種の臼状関節(寛骨臼が深く骨頭を包む)である。
❌ 誤り。鞍関節の代表は母指の手根中手関節(CM関節)である。正しくは、股関節は球関節の一種の臼状関節(寛骨臼が深く骨頭を包む)である。
2. 頸体角は120〜130度である。
✅ 正しい(=正答)。成人の頸体角は約125度である。これより小さいものを内反股、大きいものを外反股という。
✅ 正しい(=正答)。成人の頸体角は約125度である。これより小さいものを内反股、大きいものを外反股という。
3. 恥骨大腿靱帯は伸展運動で緊張する。
✅ 正しい(=正答)。恥骨大腿靱帯は伸展のほか外転・外旋でも緊張する。
✅ 正しい(=正答)。恥骨大腿靱帯は伸展のほか外転・外旋でも緊張する。
4. 大腿骨の垂直軸に対する運動軸は約15度である。
❌ 誤り。約15度は大腿骨の前捻角(頸部が骨幹に対して前方へねじれる角度)の値である。正しくは、運動軸(骨頭中心と膝関節中心を結ぶ線)が垂直軸となす角は数度で、約15度よりずっと小さい。
❌ 誤り。約15度は大腿骨の前捻角(頸部が骨幹に対して前方へねじれる角度)の値である。正しくは、運動軸(骨頭中心と膝関節中心を結ぶ線)が垂直軸となす角は数度で、約15度よりずっと小さい。
5. 大腿骨頭の前方は寛骨臼に完全に被覆されている。
❌ 誤り。正しくは、立位では大腿骨頭の前方の一部は寛骨臼に覆われておらず、その前方を関節包と腸骨大腿靱帯・腸腰筋が補っている。
❌ 誤り。正しくは、立位では大腿骨頭の前方の一部は寛骨臼に覆われておらず、その前方を関節包と腸骨大腿靱帯・腸腰筋が補っている。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 関節の種類 | 臼状関節(球関節の一種) |
| 頸体角 | 約125度(小=内反股・大=外反股) |
| 前捻角 | 約15度 |
| 靱帯 | 腸骨・恥骨・坐骨大腿靱帯はいずれも伸展で緊張 |
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