第60回 理学療法士国家試験 午前 第88問
内科学・臨床医学第60回午前
第60回 理学療法士国家試験 午前 第88問(内科学・臨床医学)の正答は 3 です。ビタミンB₁₂は胃の壁細胞が分泌する内因子と結合して回腸末端から吸収される。
問題
胃全摘出術後の悪性貧血に関与するのはどれか。
- 1. ビタミンB₁
- 2. ビタミンB₂
- 3. ビタミンB₁₂ ✓
- 4. ビタミンC
- 5. ビタミンD
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 81.6%やさしい
49人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — ビタミンB₁₂
ビタミンB₁₂は胃の壁細胞が分泌する内因子と結合して回腸末端から吸収される。胃を全摘すると内因子がなくなり、B₁₂を吸収できず巨赤芽球性貧血を生じる。体内の貯蔵があるため、術後数年たってから現れる。
【各選択肢の解説】
1. ビタミンB₁
❌ 誤り。B₁欠乏は脚気やWernicke脳症の原因である。正しくは貧血の原因となるビタミンではない。
❌ 誤り。B₁欠乏は脚気やWernicke脳症の原因である。正しくは貧血の原因となるビタミンではない。
2. ビタミンB₂
❌ 誤り。B₂欠乏は口角炎・口内炎・舌炎などを起こす。正しくは貧血の原因となるビタミンではない。
❌ 誤り。B₂欠乏は口角炎・口内炎・舌炎などを起こす。正しくは貧血の原因となるビタミンではない。
3. ビタミンB₁₂
✅ 正しい(=正答)。内因子の欠乏でB₁₂の吸収が障害され、DNA合成がとどこおって巨赤芽球性貧血となる。
✅ 正しい(=正答)。内因子の欠乏でB₁₂の吸収が障害され、DNA合成がとどこおって巨赤芽球性貧血となる。
4. ビタミンC
❌ 誤り。C欠乏はコラーゲン合成の障害による壊血病(歯肉出血・皮下出血)を起こす。正しくは悪性貧血とは関係しない。
❌ 誤り。C欠乏はコラーゲン合成の障害による壊血病(歯肉出血・皮下出血)を起こす。正しくは悪性貧血とは関係しない。
5. ビタミンD
❌ 誤り。D欠乏は骨の石灰化障害(小児のくる病・成人の骨軟化症)を起こす。正しくは悪性貧血とは関係しない。
❌ 誤り。D欠乏は骨の石灰化障害(小児のくる病・成人の骨軟化症)を起こす。正しくは悪性貧血とは関係しない。
【試験対策ポイント】
| ビタミン | 欠乏症 |
|---|---|
| B₁ | 脚気・Wernicke脳症 |
| B₂ | 口角炎・口内炎・舌炎 |
| B₁₂ | 巨赤芽球性貧血(悪性貧血)・亜急性連合性脊髄変性症 |
| 葉酸 | 巨赤芽球性貧血 |
| C | 壊血病 |
| D | くる病・骨軟化症 |
胃全摘後は、B₁₂欠乏のほか鉄の吸収低下による鉄欠乏性貧血も起こりうる。
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