第60回 理学療法士国家試験 午前 第92問
神経内科学第60回午前
第60回 理学療法士国家試験 午前 第92問(神経内科学)の正答は 5 です。Guillain-Barré症候群は、上気道炎や下痢などの先行感染の後に起こる急性の免疫性末梢神経障害である。
問題
Guillain-Barré症候群の初期症状で特徴的なのはどれか。
- 1. 体重減少
- 2. 激しい関節痛
- 3. 突然の視覚喪失
- 4. 皮膚の色素沈着
- 5. 遠位中心の筋力低下 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 63.6%標準
55人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 遠位中心の筋力低下
Guillain-Barré症候群は、上気道炎や下痢などの先行感染の後に起こる急性の免疫性末梢神経障害である。初期には下肢の遠位から始まることが多い左右対称性の弛緩性筋力低下が上行性に広がり、腱反射が低下・消失する。
【各選択肢の解説】
1. 体重減少
❌ 誤り。急性に発症する神経障害で、体重減少は初期症状として特徴的でない。正しくは悪性腫瘍や甲状腺機能亢進症などで目立つ症状である。
❌ 誤り。急性に発症する神経障害で、体重減少は初期症状として特徴的でない。正しくは悪性腫瘍や甲状腺機能亢進症などで目立つ症状である。
2. 激しい関節痛
❌ 誤り。関節の炎症は起こさない。正しくは関節リウマチなどの関節疾患の症状で、本症で伴いうるのは腰背部痛や筋痛である。
❌ 誤り。関節の炎症は起こさない。正しくは関節リウマチなどの関節疾患の症状で、本症で伴いうるのは腰背部痛や筋痛である。
3. 突然の視覚喪失
❌ 誤り。視神経はおかされず、視力は保たれる。正しくは視神経炎や網膜動脈閉塞症などでみられる症状である(本症の亜型のFisher症候群でみられるのは外眼筋麻痺)。
❌ 誤り。視神経はおかされず、視力は保たれる。正しくは視神経炎や網膜動脈閉塞症などでみられる症状である(本症の亜型のFisher症候群でみられるのは外眼筋麻痺)。
4. 皮膚の色素沈着
❌ 誤り。皮膚症状は特徴ではない。正しくはAddison病(副腎皮質機能低下症)などでみられる所見である。
❌ 誤り。皮膚症状は特徴ではない。正しくはAddison病(副腎皮質機能低下症)などでみられる所見である。
5. 遠位中心の筋力低下
✅ 正しい(=正答)。四肢遠位、とくに下肢から始まる左右対称性の筋力低下が初期の特徴である。
✅ 正しい(=正答)。四肢遠位、とくに下肢から始まる左右対称性の筋力低下が初期の特徴である。
【試験対策ポイント】
| 項目 | Guillain-Barré症候群 |
|---|---|
| 先行 | 上気道炎・下痢(Campylobacterなど) |
| 運動 | 下肢遠位から始まることが多い左右対称性・上行性の弛緩性麻痺 |
| 反射 | 腱反射の低下・消失 |
| 髄液 | 蛋白細胞解離 |
| 注意 | 呼吸筋麻痺・自律神経障害 |
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