第60回 理学療法士国家試験 午後 第7問
整形外科疾患理学療法第60回午後
30歳の男性。右腱板損傷の修復術後6か月。図に示す方法で等張性筋力増強運動を行っている。このトレーニングで対象となる筋はどれか。
1. 烏口腕筋
2. 棘下筋
3. 小胸筋
4. 前鋸筋
5. 大胸筋
- 1. 烏口腕筋
- 2. 棘下筋 ✓
- 3. 小胸筋
- 4. 前鋸筋
- 5. 大胸筋
正答:2番
解説
■ 正答:2番 — 棘下筋
図の運動が等張性(isometric)筋力増強運動で外旋方向の動きを示しているなら、対象筋は棘下筋(および小円筋)です。腱板断裂後6ヶ月では、修復組織の成熟と残存腱板筋(特に棘下筋)の強化が重要です。棘下筋は外旋力の主要な供給源です。
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【各選択肢の解説】
1. 烏口腕筋
❌ 誤り。肩関節屈曲・内転の作用で、外旋には関与しません。
2. 棘下筋
✅ 正しい。肩関節外旋の主動筋で、腱板損傷後リハビリの中心筋です。
3. 小胸筋
❌ 誤り。肩甲骨の下方回旋で、肩関節外旋ではありません。
4. 前鋸筋
❌ 誤り。肩甲骨上方回旋・前突出で、肩関節外旋ではありません。
5. 大胸筋
❌ 誤り。肩関節内旋・内転で外旋と反対の作用です。
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【試験対策ポイント】
**腱板損傷後リハビリの段階**:術後6ヶ月は組織修復期を経て、筋力強化段階に入ります。棘下筋・小円筋の外旋強化と僧帽筋・前鋸筋の動的安定性改善が両立必要です。痛みのある弧(painful arc 60〜120°)を避けた訓練設計が重要です。