PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第60回 理学療法士国家試験 午後 第7問

整形外科疾患理学療法第60回午後

第60回 理学療法士国家試験 午後 第7問(整形外科疾患理学療法)の正答は 2 です。図は腹臥位で肘を伸ばした上肢を体の側方へ出し、ダンベルを床から天井方向へ持ち上げる運動である。

問題
30歳の男性。右腱板損傷の修復術後6か月。図に示す方法で等張性筋力増強運動を行っている。このトレーニングで対象となる筋はどれか。
第60回午後第7問 図
  1. 1. 烏口腕筋
  2. 2. 棘下筋 ✓
  3. 3. 小胸筋
  4. 4. 前鋸筋
  5. 5. 大胸筋

正答:2番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 65.4%標準

52人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:2番 — 棘下筋

図は腹臥位で肘を伸ばした上肢を体の側方へ出し、ダンベルを床から天井方向へ持ち上げる運動である。腹臥位で上肢を持ち上げる=肩関節を後方へ動かす運動で、選択肢のうち肩の後面にあるのは棘下筋だけである。

図の読み方:台の上で腹臥位、右上肢は肘を伸ばして体の側方へ出ており、矢印は床から天井へ向かう。上肢を背中側へ持ち上げる運動(水平外転の方向)である。


【各選択肢の解説】

1. 烏口腕筋
❌ 誤り。烏口突起から上腕骨へ付く肩の前面の筋である。正しくは肩関節の屈曲・内転に働き、上肢を背中側へ持ち上げる運動とは逆の方向に働く。
2. 棘下筋
✅ 正しい(=正答)。肩甲骨の後面(棘下窩)から上腕骨大結節へ付く腱板の筋で、肩関節の外旋と水平外転に働く。図の運動で働く筋である。
3. 小胸筋
❌ 誤り。上腕骨には付かず、肋骨と肩甲骨の烏口突起を結ぶ胸の前面の筋である。正しくは肩甲骨を前下方へ引く(下制・前傾)筋で、上腕を持ち上げる運動の対象ではない。
4. 前鋸筋
❌ 誤り。肋骨から肩甲骨の内側縁へ付き、肩甲骨を胸郭に沿って前方へ引く筋である。正しくは肩甲骨の外転・上方回旋に働き、上腕を背中側へ持ち上げる運動の主動作筋ではない。
5. 大胸筋
❌ 誤り。胸の前面の筋である。正しくは肩関節の内転・内旋・水平内転に働き、図の運動とは逆の方向に働く。

【試験対策ポイント】

腱板の筋主な作用
棘上筋外転
棘下筋外旋・水平外転
小円筋外旋
肩甲下筋内旋
  • 腹臥位で上肢を天井へ持ち上げる運動=肩の後面の筋が対象
  • 選択肢の前面の筋(烏口腕筋・小胸筋・前鋸筋・大胸筋)は図の運動とは逆方向か肩甲骨の筋
📗 PTカコモンの学習教材

この問題でつまずいた範囲は、PT国試ノート「運動学」第4章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。

PT国試ノート 頻出だけを、1冊に。 全36冊・全129章/過去問18回分(第44〜61回)の出題傾向から作成 赤シート・覚えたチェック・印刷対応/章末から過去問へ戻れる 買い切り 850円 運動学・解剖学は無料 ▶ この範囲のノートを開く(無料)
無料 / 全36冊・全129章。運動学・解剖学は無料で読めます。
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
理学療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
🗺️ ST-Toolbox の無料サービス リハ就職マップ | PTの就職先を公的データから探す 見学先を選ぶときにまず知りたいのは「そこがどの分野をやっているか」。届出内容から分かる領域(脳血管等・運動器・呼吸器・心大血管・小児・生活期(介護施設))と、住所を入れての通勤時間で絞り込めます。全国18,875か所・登録不要。求人が出ていない施設も最初から載っています。 別タブでさがす →
関連

▶ 第60回 全問一覧

▶ 整形外科疾患理学療法 の過去問一覧

▶ 「スポーツ外傷」の過去問45問まとめを見る

スポンサーリンク(広告)