PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第60回 理学療法士国家試験 午後 第27問

整形外科疾患理学療法第60回午後

第60回 理学療法士国家試験 午後 第27問(整形外科疾患理学療法)の正答は 2 です。Bragardテストは下肢伸展挙上(SLR)で疼痛が出た角度から少し下げ、足を背屈させて坐骨神経を伸張し再び疼痛が誘発されるかをみる検査で、腰椎椎間板ヘルニアによる神経根症状の確認に用います。

問題
腰椎椎間板ヘルニアの疼痛誘発テストはどれか。
  1. 1. Adsonテスト
  2. 2. Bragardテスト
  3. 3. Eichhoffテスト
  4. 4. Thomsenテスト
  5. 5. Yergasonテスト

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — Bragardテスト

Bragardテストは下肢伸展挙上(SLR)で疼痛が出た角度から少し下げ、足を背屈させて坐骨神経を伸張し再び疼痛が誘発されるかをみる検査で、腰椎椎間板ヘルニアによる神経根症状の確認に用います。


【各選択肢の解説】

1. Adsonテスト
❌ 誤り。胸郭出口症候群(前斜角筋による鎖骨下動脈圧迫)の検査で、頸部回旋・伸展で橈骨動脈拍動の減弱をみます。
2. Bragardテスト
✅ 正しい。SLR陽性角度の手前で足関節を背屈し坐骨神経を伸張、下肢放散痛が増強すれば腰椎椎間板ヘルニアを示唆します。
3. Eichhoffテスト
❌ 誤り。母指を握り込み尺屈させる検査で、de Quervain病(狭窄性腱鞘炎)の評価です。
4. Thomsenテスト
❌ 誤り。手関節背屈に抵抗を加える検査で、上腕骨外側上顆炎(テニス肘)の評価です。
5. Yergasonテスト
❌ 誤り。前腕回外に抵抗を加える検査で、上腕二頭筋長頭腱の障害を評価します。

【試験対策ポイント】

腰椎椎間板ヘルニアの誘発テストはSLR(ラセーグ)と、その変法であるBragard(足背屈で増強)が定番。L4-5・L5-S1が好発で下肢に放散痛が出ます。名前の似た上肢検査(Adson=胸郭出口、Eichhoff=de Quervain、Thomsen=テニス肘、Yergason=二頭筋長頭)と部位で区別しましょう。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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