第60回 理学療法士国家試験 午後 第35問
内部障害理学療法第60回午後
第60回 理学療法士国家試験 午後 第35問(内部障害理学療法)の正答は 5 です。末梢動脈疾患(PAD)は主に動脈硬化による下肢動脈の狭窄・閉塞で、進行すると安静時痛や潰瘍・壊疽を生じ、下肢切断が必要になることがある。
問題
末梢動脈疾患で正しいのはどれか。
- 1. 女性に多い。
- 2. 足関節上腕血圧比が高い。
- 3. 間欠性跛行を呈することはない。
- 4. 閉塞性動脈硬化症の頻度が低い。
- 5. 下肢切断が必要になることがある。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 52.5%標準
59人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 下肢切断が必要になることがある。
末梢動脈疾患(PAD)は主に動脈硬化による下肢動脈の狭窄・閉塞で、進行すると安静時痛や潰瘍・壊疽を生じ、下肢切断が必要になることがある。ほかの4つはいずれも向きが逆の記述である。
【各選択肢の解説】
1. 女性に多い。
❌ 誤り。性別の向きが逆である。正しくは、喫煙・糖尿病などを危険因子とし、男性に多い。
❌ 誤り。性別の向きが逆である。正しくは、喫煙・糖尿病などを危険因子とし、男性に多い。
2. 足関節上腕血圧比が高い。
❌ 誤り。値の向きが逆である。正しくは、下肢の血流が落ちるため足関節上腕血圧比(ABI)は低下し、0.90以下で末梢動脈疾患を疑う(日本循環器学会ほか 末梢動脈疾患ガイドライン)。
❌ 誤り。値の向きが逆である。正しくは、下肢の血流が落ちるため足関節上腕血圧比(ABI)は低下し、0.90以下で末梢動脈疾患を疑う(日本循環器学会ほか 末梢動脈疾患ガイドライン)。
3. 間欠性跛行を呈することはない。
❌ 誤り。正しくは、一定の距離を歩くと下肢の痛みで歩けなくなり、休むと再び歩ける間欠性跛行が代表的な症状である。
❌ 誤り。正しくは、一定の距離を歩くと下肢の痛みで歩けなくなり、休むと再び歩ける間欠性跛行が代表的な症状である。
4. 閉塞性動脈硬化症の頻度が低い。
❌ 誤り。正しくは、末梢動脈疾患の大部分は閉塞性動脈硬化症である。
❌ 誤り。正しくは、末梢動脈疾患の大部分は閉塞性動脈硬化症である。
5. 下肢切断が必要になることがある。
✅ 正しい(=正答)。潰瘍・壊疽を伴う重症の虚血に進み、血行再建で救えない場合には下肢切断が行われる。
✅ 正しい(=正答)。潰瘍・壊疽を伴う重症の虚血に進み、血行再建で救えない場合には下肢切断が行われる。
【試験対策ポイント】
| Fontaine分類 | 症状 |
|---|---|
| Ⅰ度 | 冷感・しびれ |
| Ⅱ度 | 間欠性跛行 |
| Ⅲ度 | 安静時疼痛 |
| Ⅳ度 | 潰瘍・壊疽 |
Ⅳ度まで進むと切断の可能性が出てくる。間欠性跛行は腰部脊柱管狭窄症でもみられるが、PADは姿勢によらず立ち止まるだけで軽快する点で見分ける。
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