第60回 理学療法士国家試験 午後 第45問
神経内科学第60回午後
第60回 理学療法士国家試験 午後 第45問(神経内科学)の正答は 3 です。髄膜刺激徴候は、髄膜と神経根が引き伸ばされると痛みや抵抗として現れる。
問題
髄膜刺激徴候を誘発しやすい体位はどれか。
- 1. 側臥位
- 2. 端座位
- 3. 長座位 ✓
- 4. 背臥位
- 5. 腹臥位
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 44%難問
50人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 長座位
髄膜刺激徴候は、髄膜と神経根が引き伸ばされると痛みや抵抗として現れる。長座位は股関節屈曲+膝関節伸展の組合せで腰仙部の神経根と髄膜を伸張させ、Kernig徴候と同じ仕組みで徴候が出やすい。
【各選択肢の解説】
1. 側臥位
❌ 誤り。体幹・下肢を楽な位置に置け、神経根や髄膜を伸張させる組合せにならない。正しくは、側臥位で膝を曲げていれば股関節屈曲と膝関節伸展の組合せにならず、伸張を避けやすい体位である。
❌ 誤り。体幹・下肢を楽な位置に置け、神経根や髄膜を伸張させる組合せにならない。正しくは、側臥位で膝を曲げていれば股関節屈曲と膝関節伸展の組合せにならず、伸張を避けやすい体位である。
2. 端座位
❌ 誤り。股関節は屈曲するが膝関節も屈曲するため、神経根の伸張は小さい。正しくは、膝を伸ばしたまま股関節を屈曲する組合せ(長座位)で伸張が大きくなる。
❌ 誤り。股関節は屈曲するが膝関節も屈曲するため、神経根の伸張は小さい。正しくは、膝を伸ばしたまま股関節を屈曲する組合せ(長座位)で伸張が大きくなる。
3. 長座位
✅ 正しい(=正答)。股関節屈曲と膝関節伸展を同時にとるため、坐骨神経から腰仙部の神経根・髄膜まで伸張される。
✅ 正しい(=正答)。股関節屈曲と膝関節伸展を同時にとるため、坐骨神経から腰仙部の神経根・髄膜まで伸張される。
4. 背臥位
❌ 誤り。体位そのものでは髄膜は伸張されない。正しくは、背臥位は項部硬直やKernig徴候を検査するときの開始肢位で、そこから他動的に頸部屈曲や股・膝の操作を加えて徴候をみる。
❌ 誤り。体位そのものでは髄膜は伸張されない。正しくは、背臥位は項部硬直やKernig徴候を検査するときの開始肢位で、そこから他動的に頸部屈曲や股・膝の操作を加えて徴候をみる。
5. 腹臥位
❌ 誤り。股関節は伸展位で、神経根・髄膜を伸張させる組合せにならない。正しくは、髄膜刺激を誘発するのは股関節屈曲+膝関節伸展(+頸部屈曲)の組合せである。
❌ 誤り。股関節は伸展位で、神経根・髄膜を伸張させる組合せにならない。正しくは、髄膜刺激を誘発するのは股関節屈曲+膝関節伸展(+頸部屈曲)の組合せである。
【試験対策ポイント】
- 項部硬直=背臥位で頸部を他動屈曲すると抵抗
- Kernig徴候=股関節90°屈曲位から膝を伸ばすと抵抗・痛み
- Brudzinski徴候=頸部を屈曲すると股・膝が屈曲する
- 共通の軸=股屈曲+膝伸展(+頸部屈曲)で髄膜・神経根が伸張
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