第60回 理学療法士国家試験 午後 第44問
神経疾患理学療法第60回午後
第60回 理学療法士国家試験 午後 第44問(神経疾患理学療法)の正答は 3 です。疾患の病態に合った介入かを問う。
問題
神経筋疾患と理学療法の組合せで正しいのはどれか。
- 1. Guillain-Barré症候群 ―――― Böhler体操
- 2. 筋萎縮性側索硬化症〈ALS〉―― 重錘を装着した歩行練習
- 3. ジストニア ―――――――――― 筋電図バイオフィードバック ✓
- 4. 重症筋無力症 ――――――――― 漸増抵抗運動
- 5. 多発性硬化症 ――――――――― 交代浴
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 42.9%難問
42人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — ジストニア ―――――――――― 筋電図バイオフィードバック
疾患の病態に合った介入かを問う。ジストニアは不随意の持続的な筋収縮が問題で、過剰に働く筋の活動を目や耳で知り抑える練習として筋電図バイオフィードバックが用いられる。
【各選択肢の解説】
1. Guillain-Barré症候群 ―――― Böhler体操
❌ 誤り。Böhler体操は脊椎の圧迫骨折に対する体幹伸展(背筋強化)の体操で、Guillain-Barré症候群の理学療法とは結びつかない。正しくは、Guillain-Barré症候群では過用に注意しながら回復に合わせて段階的に筋力・動作の練習を進める。
❌ 誤り。Böhler体操は脊椎の圧迫骨折に対する体幹伸展(背筋強化)の体操で、Guillain-Barré症候群の理学療法とは結びつかない。正しくは、Guillain-Barré症候群では過用に注意しながら回復に合わせて段階的に筋力・動作の練習を進める。
2. 筋萎縮性側索硬化症〈ALS〉―― 重錘を装着した歩行練習
❌ 誤り。ALSでは過用による筋力低下を避ける必要があり、重錘で負荷を加える練習は合わない。正しくは、重錘負荷は脊髄小脳変性症などの運動失調に用いる手法で、ALSでは疲労させない範囲の運動と関節可動域の維持を行う。
❌ 誤り。ALSでは過用による筋力低下を避ける必要があり、重錘で負荷を加える練習は合わない。正しくは、重錘負荷は脊髄小脳変性症などの運動失調に用いる手法で、ALSでは疲労させない範囲の運動と関節可動域の維持を行う。
3. ジストニア ―――――――――― 筋電図バイオフィードバック
✅ 正しい(=正答)。筋電図で過剰な筋活動を視覚・聴覚に変えて示し、患者が自分で筋活動を抑える学習を助ける。
✅ 正しい(=正答)。筋電図で過剰な筋活動を視覚・聴覚に変えて示し、患者が自分で筋活動を抑える学習を助ける。
4. 重症筋無力症 ――――――――― 漸増抵抗運動
❌ 誤り。重症筋無力症は易疲労性が本態で、負荷を漸増して疲労させる運動は症状を悪化させうる。正しくは、休息をはさんだ低負荷の運動を行い、過用を避ける。
❌ 誤り。重症筋無力症は易疲労性が本態で、負荷を漸増して疲労させる運動は症状を悪化させうる。正しくは、休息をはさんだ低負荷の運動を行い、過用を避ける。
5. 多発性硬化症 ――――――――― 交代浴
❌ 誤り。多発性硬化症は体温上昇で症状が一時的に悪化する(Uhthoff現象)ため、温水を含む交代浴は合わない。正しくは、体温を上げないよう環境を整え、温熱は避ける。
❌ 誤り。多発性硬化症は体温上昇で症状が一時的に悪化する(Uhthoff現象)ため、温水を含む交代浴は合わない。正しくは、体温を上げないよう環境を整え、温熱は避ける。
【試験対策ポイント】
| 疾患 | 注意点・用いる介入 |
|---|---|
| ALS・重症筋無力症 | 過用・疲労を避ける |
| 多発性硬化症 | 体温上昇を避ける(Uhthoff現象) |
| 運動失調 | 重錘負荷・弾性緊縛帯 |
| ジストニア | 筋電図バイオフィードバック |
| 脊椎圧迫骨折 | Böhler体操 |
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