第60回 理学療法士国家試験 午後 第56問
解剖学第60回午後
第60回 理学療法士国家試験 午後 第56問(解剖学)の正答は 2・4 です。母指を橈側外転すると、手関節の橈側(母指の付け根の近位)に解剖学的嗅ぎたばこ入れのくぼみが現れる。
問題
母指を橈側外転させた右手を図に示す。矢印の腱はどれか。2つ選べ。
- 1. 短母指外転筋
- 2. 短母指伸筋 ✓
- 3. 長橈側手根伸筋
- 4. 長母指外転筋 ✓
- 5. 長母指伸筋
正答:2・4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 50%難問
76人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2・4番 — 短母指伸筋・長母指外転筋
母指を橈側外転すると、手関節の橈側(母指の付け根の近位)に解剖学的嗅ぎたばこ入れのくぼみが現れる。図の矢印は、このくぼみの掌側寄りの縁で並んで浮き上がる2本の腱を指しており、これが長母指外転筋と短母指伸筋の腱である。
【各選択肢の解説】
1. 短母指外転筋
❌ 誤り。短母指外転筋は母指球の筋で、手関節の位置で腱として浮き上がらない。正しくは、舟状骨・大菱形骨・屈筋支帯から起こり、母指基節骨底に停止する母指球筋である。
❌ 誤り。短母指外転筋は母指球の筋で、手関節の位置で腱として浮き上がらない。正しくは、舟状骨・大菱形骨・屈筋支帯から起こり、母指基節骨底に停止する母指球筋である。
2. 短母指伸筋
✅ 正しい(=正答)。長母指外転筋の腱と並んで、嗅ぎたばこ入れの掌側寄りの縁をつくる。
✅ 正しい(=正答)。長母指外転筋の腱と並んで、嗅ぎたばこ入れの掌側寄りの縁をつくる。
3. 長橈側手根伸筋
❌ 誤り。母指に付かない手関節の伸筋で、母指を外転しても腱が浮き上がらない。正しくは、第2中手骨底の背側に停止し、手関節の背屈・橈屈を行う。
❌ 誤り。母指に付かない手関節の伸筋で、母指を外転しても腱が浮き上がらない。正しくは、第2中手骨底の背側に停止し、手関節の背屈・橈屈を行う。
4. 長母指外転筋
✅ 正しい(=正答)。第1中手骨底に停止し、短母指伸筋の腱と並んで嗅ぎたばこ入れの掌側寄りの縁をつくる。
✅ 正しい(=正答)。第1中手骨底に停止し、短母指伸筋の腱と並んで嗅ぎたばこ入れの掌側寄りの縁をつくる。
5. 長母指伸筋
❌ 誤り。長母指伸筋の腱は嗅ぎたばこ入れの反対側(背側寄り)の縁をつくり、矢印の2本とは別の腱である。正しくは、母指末節骨底に停止し、母指の伸展を行う。
❌ 誤り。長母指伸筋の腱は嗅ぎたばこ入れの反対側(背側寄り)の縁をつくり、矢印の2本とは別の腱である。正しくは、母指末節骨底に停止し、母指の伸展を行う。
【試験対策ポイント】
| 嗅ぎたばこ入れ | 構造 |
|---|---|
| 掌側寄りの縁 | 長母指外転筋・短母指伸筋(2本並ぶ) |
| 背側寄りの縁 | 長母指伸筋(1本) |
| 底 | 舟状骨・橈骨動脈 |
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