「下顎骨は縫合で固定」は誤り → 頭蓋で唯一可動する骨。「大泉門は生後すぐ閉じる」も誤り → 1歳半ごろ。
| 椎骨 | 特徴 | 運動 |
|---|---|---|
| C1=環椎 | 椎体がない・棘突起もない。リング状で歯突起を取り囲む | 環椎後頭関節でうなずき(屈伸) |
| C2=軸椎 | 歯突起をもつ(発生上の環椎の椎体)。上関節面はある | 環軸関節で頸部回旋の主体 |
| C7=隆椎 | 棘突起が長く先端が二分しない。体表触知の目印 | — |
| C2〜C6 | 棘突起の先端が二分するものが多い | — |
「軸椎に上関節面はない」は誤り → ある(環軸関節をつくる)。「C4に鉤状突起はない」も誤り → C3〜C7すべてにある。「C5の横突孔は椎骨動脈が貫通しない」も誤り → 貫通する。
「肋骨は12本」は誤り → 12対(24本)。「第11・12肋骨は真肋」も誤り → 浮遊肋。
| 上腕骨遠位端の部位 | 形・位置 | 関節する相手 |
|---|---|---|
| 上腕骨小頭 | 前面の外側(橈側)にある球状の隆起 | 橈骨頭 |
| 滑車 | 前面の内側(尺側)にある糸巻き状の面 | 尺骨の滑車切痕 |
| 外側上顆/内側上顆 | 小頭・滑車のさらに上外方/上内方の突出 | 関節面ではない(前腕伸筋・屈筋群の起始) |
| 肘頭窩 | 後面の窪み | 伸展時に尺骨の肘頭が収まる |
| 列 | 橈側(母指側)→尺側(小指側) |
|---|---|
| 近位列 | 舟状骨・月状骨・三角骨・豆状骨 |
| 遠位列 | 大菱形骨・小菱形骨・有頭骨・有鈎骨 |
| 骨 | 接するもの |
|---|---|
| 舟状骨 | 近位=橈骨/尺側=月状骨/遠位=大菱形骨・小菱形骨・有頭骨 |
| 月状骨 | 近位=橈骨/橈側=舟状骨/尺側=三角骨/遠位=有頭骨・有鈎骨(計5つ) |
| 三角骨 | 橈側=月状骨/掌側=豆状骨/遠位=有鈎骨(近位は尺骨との間にTFCCを挟む) |
| 大菱形骨 | 近位=舟状骨/尺側=小菱形骨/遠位=第1中手骨(母指CM関節=鞍関節) |
| 小菱形骨 | 大菱形骨と有頭骨の間に楔状に挟まる小骨/近位=舟状骨/遠位=第2中手骨 |
| 有頭骨 | 手根骨最大で遠位列の中央/月状骨・舟状骨・小菱形骨・有鈎骨・第3中手骨 |
| 有鈎骨 | 遠位列の尺側端で鈎をもつ/三角骨・月状骨・有頭骨・第4第5中手骨 |
「月状骨は小菱形骨と関節する」は誤り → 接しない。「三角骨は舟状骨と接する」も誤り → 間に月状骨が入る。
短母指外転筋・母指内転筋は手掌側(母指球・深部)の筋で手背に腱として現れない。長橈側手根伸筋は嗅ぎたばこ入れの底を走って第2中手骨底に停止し、浮き上がる壁の腱ではない。
| 足根骨 | 接するもの |
|---|---|
| 距骨 | 上=脛骨・腓骨(距腿関節)/下=踵骨(距骨下関節)/前=舟状骨(距舟関節)。立方骨・楔状骨・中足骨とは接しない |
| 踵骨 | 上=距骨/前=立方骨(踵立方関節) |
| 舟状骨 | 後=距骨頭/前=内側・中間・外側の3楔状骨 |
| 立方骨 | 後=踵骨/内側=外側楔状骨・舟状骨/前=第4・第5中足骨 |
| 内側楔状骨 | 後=舟状骨/前=第1中足骨 |
| 中間楔状骨 | 後=舟状骨/前=第2中足骨/両側=内側・外側楔状骨 |
| 外側楔状骨 | 後=舟状骨/前=第3中足骨/外側=立方骨 |
| 関節線 | 内訳 | 近位側の骨 | 遠位側の骨 |
|---|---|---|---|
| Chopart関節(横足根関節) | 距舟関節+踵立方関節 | 距骨・踵骨 | 舟状骨・立方骨 |
| Lisfranc関節(足根中足関節) | — | 3つの楔状骨+立方骨 | 第1〜5中足骨底 |
| アーチ | 構成骨 |
|---|---|
| 内側縦アーチ(最も高い) | 踵骨-距骨-舟状骨-3楔状骨-第1〜3中足骨 |
| 外側縦アーチ | 踵骨-立方骨-第4・第5中足骨 |
| 横アーチ | 楔状骨・立方骨・中足骨基部 |
「距骨・舟状骨・楔状骨が外側縦アーチ」は誤り → いずれも内側縦アーチ。外側は立方骨が目印。
| 触知できる | 触知できない(理由) |
|---|---|
| 頸切痕・胸骨角・剣状突起・鎖骨・肩峰・C7棘突起・肘頭・内側/外側上顆・橈骨/尺骨茎状突起・腸骨稜・上前腸骨棘・大転子・脛骨粗面・内果/外果・舟状骨粗面(足) | 軸椎の歯突起(咽頭の深部)/顆間隆起(脛骨の関節面中央=関節内)/滑車切痕(尺骨の関節面=関節内)/寛骨臼切痕(股関節の深部)/結節間溝(筋・腱に覆われる) |
| 計測 | 起点(近位) | 終点(遠位) |
|---|---|---|
| 棘果長(SMD) | 上前腸骨棘の最下端 | 内果の最下端 |
| 転子果長(TMD) | 大転子の最上端 | 外果 |
| 上腕長 | 肩峰 | 上腕骨外側上顆 |
| 前腕長 | 上腕骨外側上顆 | 橈骨茎状突起 |
| 手長 | 橈骨・尺骨茎状突起を結ぶ線の中点 | 中指先端 |
誤りやすい組合せ:上腕長の終点は肘頭ではない/前腕長の起点は肘頭ではない/転子果長の起点は小転子ではなく大転子/手長の起点は橈骨茎状突起ではない。
棘果長に左右差があり転子果長に差がなければ骨盤傾斜や股関節(寛骨臼)の問題。両方に差があれば大腿・下腿の短縮。
Jacoby線=両側腸骨稜の最高点を結ぶ水平線=L4の高さ。腰椎の段数確認と腰椎穿刺(L3/4・L4/5)の目印。
| 疾患 | 障害部位 | 好発 |
|---|---|---|
| Kienböck病 | 月状骨(手) | 青壮年・手を酷使する職業。手関節痛・可動域制限 |
| 第1Köhler病 | 足の舟状骨 | 3〜7歳男児。X線で扁平化・硬化像。自然治癒傾向で予後良好 |
| Freiberg病(第2Köhler病) | 第2(時に第3)中足骨頭 | 思春期女子。前足部への荷重が誘因 |
| Sever病 | 踵骨骨端核 | 学童期・踵部痛 |
| Perthes病 | 大腿骨頭 | 4〜8歳男児 |
| 骨折名 | 部位 |
|---|---|
| Galeazzi骨折 | 橈骨遠位1/3の骨折+遠位橈尺関節脱臼 |
| Jefferson骨折 | 環椎(C1)の垂直圧迫による破裂骨折 |
| Cotton骨折 | 足関節(内果・外果・後果の三果骨折) |
| Dupuytren骨折 | 腓骨(足関節部の骨折・脱臼) |
| Straddle骨折 | 骨盤(恥骨・坐骨の両側骨折) |
| Bennett骨折 | 第1中手骨基部 |
「Cotton骨折=大腿骨」は誤り → 足関節。「Dupuytren骨折=第1中手骨」も誤り → 腓骨(第1中手骨基部はBennett骨折)。「Straddle骨折=上腕骨」も誤り → 骨盤。
ネックカラー(軟性・最弱) < フィラデルフィアカラー(硬性) < SOMI装具(胸骨・後頭・下顎で支持) < ハローベスト(頭蓋骨にピンで直接固定=最強)
Milwaukee装具は側弯症用であって頸椎固定が目的ではない。頸椎の可動性を最も制限するのはハローベスト。
| 部位 | 位置 |
|---|---|
| 骨盤帯 | 大転子と腸骨稜の間の高さ |
| 後方支柱 | 棘突起の直上を避け両側に置く。骨盤帯と肩甲間バンドを結ぶ |
| 側方支柱 | 骨盤帯と胸椎バンドを結合する |
| 胸椎バンド | 肩甲骨下角のやや下(下端付近) |
| 腹部前当て | 上縁は剣状突起より下(肋骨弓を避ける)。下縁は座位を妨げない高さ |