第60回 理学療法士国家試験 午後 第69問
運動学第60回午後
第60回 理学療法士国家試験 午後 第69問(運動学)の正答は 2 です。僧帽筋下部線維は肩甲棘の内側部を下内方へ引き、下制と上方回旋に働く。
問題
肩甲骨の筋と運動の組合せで正しいのはどれか。
- 1. 僧帽筋上部線維 ─── 外転
- 2. 僧帽筋下部線維 ─── 上方回旋 ✓
- 3. 菱形筋 ─────── 下制
- 4. 前鋸筋 ─────── 下方回旋
- 5. 小胸筋 ─────── 挙上
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 52.7%標準
55人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 僧帽筋下部線維 ─── 上方回旋
僧帽筋下部線維は肩甲棘の内側部を下内方へ引き、下制と上方回旋に働く。上方回旋は僧帽筋上部・下部と前鋸筋が組んで行い、下方回旋は菱形筋・小胸筋・肩甲挙筋が行う。
【各選択肢の解説】
1. 僧帽筋上部線維 ─── 外転
❌ 誤り。僧帽筋上部は肩甲骨を前外側へ出す筋ではない。正しくは僧帽筋上部線維は肩甲骨の挙上・上方回旋に働き、外転は主に前鋸筋が行う。
❌ 誤り。僧帽筋上部は肩甲骨を前外側へ出す筋ではない。正しくは僧帽筋上部線維は肩甲骨の挙上・上方回旋に働き、外転は主に前鋸筋が行う。
2. 僧帽筋下部線維 ─── 上方回旋
✅ 正しい。(=正答)下部線維は肩甲骨の下制と上方回旋に働き、腕を挙げるとき関節窩を上へ向ける。
✅ 正しい。(=正答)下部線維は肩甲骨の下制と上方回旋に働き、腕を挙げるとき関節窩を上へ向ける。
3. 菱形筋 ─────── 下制
❌ 誤り。菱形筋は肩甲骨を上内方へ引く。正しくは菱形筋は肩甲骨の内転・挙上・下方回旋に働く。
❌ 誤り。菱形筋は肩甲骨を上内方へ引く。正しくは菱形筋は肩甲骨の内転・挙上・下方回旋に働く。
4. 前鋸筋 ─────── 下方回旋
❌ 誤り。回旋の向きが逆である。正しくは前鋸筋は肩甲骨の外転・上方回旋に働く。
❌ 誤り。回旋の向きが逆である。正しくは前鋸筋は肩甲骨の外転・上方回旋に働く。
5. 小胸筋 ─────── 挙上
❌ 誤り。小胸筋は肩甲骨を前下方へ引く。正しくは小胸筋は肩甲骨の下制・下方回旋(外転)に働く。
❌ 誤り。小胸筋は肩甲骨を前下方へ引く。正しくは小胸筋は肩甲骨の下制・下方回旋(外転)に働く。
【試験対策ポイント】
| 運動 | 主な筋 |
|---|---|
| 挙上 | 僧帽筋上部、肩甲挙筋、菱形筋 |
| 下制 | 僧帽筋下部、小胸筋 |
| 外転 | 前鋸筋、小胸筋 |
| 内転 | 僧帽筋中部、菱形筋 |
| 上方回旋 | 僧帽筋上部・下部、前鋸筋 |
| 下方回旋 | 菱形筋、小胸筋、肩甲挙筋 |
前鋸筋と菱形筋は、外転と内転・上方回旋と下方回旋で向きがちょうど逆になる。
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