第60回 理学療法士国家試験 午後 第77問
内部障害理学療法第60回午後
第60回 理学療法士国家試験 午後 第77問(内部障害理学療法)の正答は 4 です。リンパ浮腫の患肢は皮膚が乾燥して傷つきやすく、小さな傷から蜂窩織炎を起こしやすい。
問題
リンパ浮腫への対応で正しいのはどれか。
- 1. 利尿薬で治療する。
- 2. 水分摂取を制限する。
- 3. 患肢の体毛を剃毛する。
- 4. 患肢の皮膚を保湿する。 ✓
- 5. 患肢を低い位置に保つ。
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 71.7%やさしい
60人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 患肢の皮膚を保湿する。
リンパ浮腫の患肢は皮膚が乾燥して傷つきやすく、小さな傷から蜂窩織炎を起こしやすい。保湿を含むスキンケアは複合的治療の柱の一つで、感染を防いで浮腫の悪化を防ぐ。
【各選択肢の解説】
1. 利尿薬で治療する。
❌ 誤り。リンパ浮腫は利尿薬で治す病態ではない。正しくはリンパ浮腫はリンパ液(蛋白を多く含む間質液)の還流障害であり、治療の中心は圧迫療法・用手的リンパドレナージ・圧迫下の運動・スキンケアである。
❌ 誤り。リンパ浮腫は利尿薬で治す病態ではない。正しくはリンパ浮腫はリンパ液(蛋白を多く含む間質液)の還流障害であり、治療の中心は圧迫療法・用手的リンパドレナージ・圧迫下の運動・スキンケアである。
2. 水分摂取を制限する。
❌ 誤り。水分制限ではリンパ浮腫は改善しない。正しくは水分制限は必要なく、リンパ液の還流を圧迫療法や運動で促す。
❌ 誤り。水分制限ではリンパ浮腫は改善しない。正しくは水分制限は必要なく、リンパ液の還流を圧迫療法や運動で促す。
3. 患肢の体毛を剃毛する。
❌ 誤り。かみそりでの剃毛は皮膚に細かい傷をつけ、感染の入口になる。正しくは患肢の皮膚は傷つけないよう保護し、毛の処理が必要なら電気シェーバーなど皮膚を傷つけにくい方法を用いる。
❌ 誤り。かみそりでの剃毛は皮膚に細かい傷をつけ、感染の入口になる。正しくは患肢の皮膚は傷つけないよう保護し、毛の処理が必要なら電気シェーバーなど皮膚を傷つけにくい方法を用いる。
4. 患肢の皮膚を保湿する。
✅ 正しい。(=正答)乾燥やひび割れを防ぐことで、蜂窩織炎などの感染を予防する。
✅ 正しい。(=正答)乾燥やひび割れを防ぐことで、蜂窩織炎などの感染を予防する。
5. 患肢を低い位置に保つ。
❌ 誤り。下垂した位置ではリンパ液がたまりやすい。正しくは安静時は患肢を心臓より少し高い位置に保つと還流が促される。
❌ 誤り。下垂した位置ではリンパ液がたまりやすい。正しくは安静時は患肢を心臓より少し高い位置に保つと還流が促される。
【試験対策ポイント】
複合的治療(複合的理学療法)の4本柱
- スキンケア(保湿・傷を作らない・感染予防)
- 用手的リンパドレナージ
- 圧迫療法(弾性包帯・弾性着衣)
- 圧迫下での運動
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