PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第60回 理学療法士国家試験 午後 第78問

病理学概論第60回午後

第60回 理学療法士国家試験 午後 第78問(病理学概論)の正答は 3 です。アポトーシスは遺伝子に制御された能動的な細胞死で、組織の中で一つひとつの細胞が散らばって死に、断片はマクロファージに貪食されて炎症を起こさない。

問題
アポトーシスで正しいのはどれか。
  1. 1. 核が融解する。
  2. 2. 細胞の大きさは膨化する。
  3. 3. 細胞死は散在性に認められる。 ✓
  4. 4. 受動的に生じる細胞死である。
  5. 5. 細胞内容物は細胞外へ放出される。

正答:3番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 34.4%難問

64人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 細胞死は散在性に認められる。

アポトーシスは遺伝子に制御された能動的な細胞死で、組織の中で一つひとつの細胞が散らばって死に、断片はマクロファージに貪食されて炎症を起こさない。ネクローシス(壊死)の所見との入れ替えを見分ける問題である。


【各選択肢の解説】

1. 核が融解する。
❌ 誤り。核融解はネクローシスの所見である。正しくはアポトーシスでは核のクロマチンが凝縮し、核が断片化する。
2. 細胞の大きさは膨化する。
❌ 誤り。膨化(腫大)はネクローシスの所見である。正しくはアポトーシスでは細胞は縮小し、アポトーシス小体に分かれる。
3. 細胞死は散在性に認められる。
✅ 正しい。(=正答)アポトーシスは個々の細胞に散在性に起こり、多数の細胞がまとまって死ぬネクローシスと対照的である。
4. 受動的に生じる細胞死である。
❌ 誤り。受動的に起こるのはネクローシスである。正しくはアポトーシスはエネルギー(ATP)を使い、遺伝子の働きで進む能動的な(プログラムされた)細胞死である。
5. 細胞内容物は細胞外へ放出される。
❌ 誤り。内容物が漏れ出すのはネクローシスである。正しくはアポトーシスでは内容物が細胞膜に包まれたアポトーシス小体として貪食され、周囲に炎症を起こさない。

【試験対策ポイント】

アポトーシスネクローシス
起こり方能動的(プログラム)受動的
細胞の大きさ縮小膨化
核凝縮・断片化核濃縮・核崩壊・核融解
分布散在性(単一細胞)集団性
内容物漏れない(貪食される)漏れ出る
炎症起こさない起こす
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