PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第60回 理学療法士国家試験 午後 第79問

臨床心理学第60回午後

第60回 理学療法士国家試験 午後 第79問(臨床心理学)の正答は 2 です。「無意識に抑え込まれた欲動」「葛藤を明らかにする」は、Freudが創始した精神分析療法の考え方である。

問題
無意識のなかに抑え込まれた欲動が精神症状として現れると想定し、その葛藤を明らかにすることによって症状の改善を目指すのはどれか。
  1. 1. 支持的精神療法
  2. 2. 精神分析療法 ✓
  3. 3. 認知行動療法
  4. 4. 森田療法
  5. 5. 来談者中心療法

正答:2番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 58.2%標準

79人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 精神分析療法

「無意識に抑え込まれた欲動」「葛藤を明らかにする」は、Freudが創始した精神分析療法の考え方である。自由連想などを通して無意識の葛藤を意識にのぼらせることで症状の改善をめざす。


【各選択肢の解説】

1. 支持的精神療法
❌ 誤り。無意識の葛藤を掘り下げる療法ではない。正しくは支持的精神療法は、傾聴・保証・助言などで患者を支え、不安を和らげて適応を助ける療法である。
2. 精神分析療法
✅ 正しい。(=正答)Freudが創始し、自由連想や夢の分析などから無意識の葛藤を明らかにして症状の改善をめざす。問題文の説明と一致する。
3. 認知行動療法
❌ 誤り。無意識の探求を目的としない。正しくは認知行動療法は、現在の考え方のくせ(認知)や行動に働きかけて、気分や症状の改善をめざす療法である。
4. 森田療法
❌ 誤り。葛藤を明らかにする療法ではない。正しくは森田療法は森田正馬が創始した日本の療法で、不安や症状を取り除こうとせず「あるがまま」に受け入れ、目の前の行動に取り組ませる。
5. 来談者中心療法
❌ 誤り。無意識の葛藤の分析を中心としない。正しくは来談者中心療法はRogersが提唱し、治療者の無条件の肯定的関心・共感的理解・自己一致によって来談者の自己成長を促す。

【試験対策ポイント】

療法創始者キーワード
精神分析療法Freud無意識・葛藤・自由連想
来談者中心療法Rogers受容・共感・自己一致
認知行動療法Beck など認知の修正・行動
森田療法森田正馬あるがまま

設問文に「無意識」「葛藤」があれば精神分析療法を選ぶ。

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