第60回 理学療法士国家試験 午後 第82問
理学療法評価学第60回午後
第60回 理学療法士国家試験 午後 第82問(理学療法評価学)の正答は 4 です。Romberg 徴候は、両足をそろえて立たせ、開眼では立てるのに閉眼で動揺が著しく増す(倒れそうになる)所見である。
問題
深部感覚障害で陽性となるのはどれか。
- 1. Barré 徴候
- 2. Kernig 徴候
- 3. Lasègue 徴候
- 4. Romberg 徴候 ✓
- 5. カーテン徴候
正答:4番
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45人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — Romberg 徴候
Romberg 徴候は、両足をそろえて立たせ、開眼では立てるのに閉眼で動揺が著しく増す(倒れそうになる)所見である。視覚で補っていた深部感覚(位置覚)の障害を示す。
【各選択肢の解説】
1. Barré 徴候
❌ 誤り。深部感覚障害の徴候ではない。正しくは、軽い運動麻痺(錐体路障害)を見る検査で、上肢では腕を前に伸ばして手のひらを上に保持させると、麻痺側が回内しながら下がる。
❌ 誤り。深部感覚障害の徴候ではない。正しくは、軽い運動麻痺(錐体路障害)を見る検査で、上肢では腕を前に伸ばして手のひらを上に保持させると、麻痺側が回内しながら下がる。
2. Kernig 徴候
❌ 誤り。深部感覚障害の徴候ではない。正しくは、髄膜刺激徴候で、背臥位で股関節と膝関節を屈曲させた位置から膝を伸ばそうとすると、抵抗や痛みで伸ばせない所見である(髄膜炎・くも膜下出血など)。
❌ 誤り。深部感覚障害の徴候ではない。正しくは、髄膜刺激徴候で、背臥位で股関節と膝関節を屈曲させた位置から膝を伸ばそうとすると、抵抗や痛みで伸ばせない所見である(髄膜炎・くも膜下出血など)。
3. Lasègue 徴候
❌ 誤り。深部感覚障害の徴候ではない。正しくは、膝を伸ばしたまま下肢を挙上すると坐骨神経に沿って下肢へ放散する痛みが出る所見で、腰椎椎間板ヘルニアなどの神経根の障害を示す。
❌ 誤り。深部感覚障害の徴候ではない。正しくは、膝を伸ばしたまま下肢を挙上すると坐骨神経に沿って下肢へ放散する痛みが出る所見で、腰椎椎間板ヘルニアなどの神経根の障害を示す。
4. Romberg 徴候
✅ 正しい。閉眼で視覚の代償が外れると、深部感覚の障害(脊髄後索や末梢神経の障害)では立位が保てなくなる。
✅ 正しい。閉眼で視覚の代償が外れると、深部感覚の障害(脊髄後索や末梢神経の障害)では立位が保てなくなる。
5. カーテン徴候
❌ 誤り。深部感覚障害の徴候ではない。正しくは、「アー」と発声させたときに咽頭後壁が健側へ引かれる所見で、舌咽・迷走神経の麻痺を示す。
❌ 誤り。深部感覚障害の徴候ではない。正しくは、「アー」と発声させたときに咽頭後壁が健側へ引かれる所見で、舌咽・迷走神経の麻痺を示す。
【試験対策ポイント】
| 徴候 | 見ているもの |
|---|---|
| Romberg 徴候 | 深部感覚障害(閉眼で悪化) |
| Barré 徴候 | 軽い運動麻痺 |
| Kernig 徴候 | 髄膜刺激 |
| Lasègue 徴候 | 坐骨神経・腰仙部神経根の障害 |
| カーテン徴候 | 舌咽・迷走神経麻痺 |
小脳性の運動失調は開眼でも動揺するため、開眼と閉眼の差が小さく、Romberg 徴候は陽性とされない。「閉眼で増悪」が深部感覚障害の決め手である。
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