PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第60回 理学療法士国家試験 午後 第83問

神経内科学第60回午後

第60回 理学療法士国家試験 午後 第83問(神経内科学)の正答は 1・3 です。小脳は運動の協調と調節を担う。

問題
小脳障害でみられる症候はどれか。2つ選べ。
  1. 1. 筋緊張低下 ✓
  2. 2. 静止時振戦
  3. 3. ジスメトリー ✓
  4. 4. 深部感覚障害
  5. 5. 病的反射陽性

正答:1・3番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 29.5%難問

44人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1・3番 — 筋緊張低下・ジスメトリー

小脳は運動の協調と調節を担う。障害されると、筋緊張低下と、距離や力の調整を誤る測定障害(ジスメトリー)が出る。


【各選択肢の解説】

1. 筋緊張低下
✅ 正しい。小脳障害では筋緊張が低下し、膝蓋腱反射で下腿が振り子のように揺れ続ける所見(振子様反射)がみられることがある。
2. 静止時振戦
❌ 誤り。静止時振戦は小脳症候ではない。正しくは、パーキンソン病など大脳基底核の障害でみられる。小脳障害でみられるのは、目標に近づくほど強まる企図振戦である。
3. ジスメトリー
✅ 正しい。測定障害のことで、指鼻試験などで目標の手前で止まる・行き過ぎるといった誤りが出る。
4. 深部感覚障害
❌ 誤り。深部感覚障害は小脳症候ではない。正しくは、深部感覚を伝える経路(末梢神経・脊髄後索など)の障害でみられる。
5. 病的反射陽性
❌ 誤り。病的反射は小脳症候ではない。正しくは、Babinski 徴候などの病的反射は錐体路(上位運動ニューロン)の障害で陽性となる。

【試験対策ポイント】

症候主な障害部位
測定障害・企図振戦・反復拮抗運動不能・筋緊張低下小脳
静止時振戦大脳基底核(パーキンソン病)
深部感覚障害末梢神経・脊髄後索
病的反射錐体路

「振戦」は静止時か運動時(企図時)かで、基底核と小脳を見分ける。

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