第60回 理学療法士国家試験 午後 第84問
神経内科学第60回午後
第60回 理学療法士国家試験 午後 第84問(神経内科学)の正答は 4 です。反回神経は迷走神経の枝で、声帯を動かす喉頭の筋の大部分を支配する。
問題
嚥下機能で反回神経麻痺により障害される期はどれか。
- 1. 先行期
- 2. 準備期
- 3. 口腔期
- 4. 咽頭期 ✓
- 5. 食道期
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 56.9%標準
51人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 咽頭期
反回神経は迷走神経の枝で、声帯を動かす喉頭の筋の大部分を支配する。麻痺すると声門を閉じにくくなり、気道を守る仕組みが働く咽頭期で誤嚥が起こりやすくなる。
【各選択肢の解説】
1. 先行期
❌ 誤り。反回神経麻痺で障害される期ではない。正しくは、食物を認知して食べ方や量を判断し口へ運ぶ段階で、認知や意識の障害で問題になる。
❌ 誤り。反回神経麻痺で障害される期ではない。正しくは、食物を認知して食べ方や量を判断し口へ運ぶ段階で、認知や意識の障害で問題になる。
2. 準備期
❌ 誤り。反回神経麻痺で障害される期ではない。正しくは、食物を取り込み咀嚼して食塊を作る段階で、口唇・頬・舌・咀嚼筋の働きが中心となる。
❌ 誤り。反回神経麻痺で障害される期ではない。正しくは、食物を取り込み咀嚼して食塊を作る段階で、口唇・頬・舌・咀嚼筋の働きが中心となる。
3. 口腔期
❌ 誤り。反回神経麻痺で障害される期ではない。正しくは、舌で食塊を咽頭へ送り込む段階で、舌の運動(舌下神経)が中心となる。
❌ 誤り。反回神経麻痺で障害される期ではない。正しくは、舌で食塊を咽頭へ送り込む段階で、舌の運動(舌下神経)が中心となる。
4. 咽頭期
✅ 正しい。嚥下反射によって喉頭が挙上し、喉頭蓋が倒れ、声門が閉じて気道を守りながら食塊が食道へ送られる段階である。反回神経麻痺では声門閉鎖が不十分になり、この期の気道防御が損なわれる。
✅ 正しい。嚥下反射によって喉頭が挙上し、喉頭蓋が倒れ、声門が閉じて気道を守りながら食塊が食道へ送られる段階である。反回神経麻痺では声門閉鎖が不十分になり、この期の気道防御が損なわれる。
5. 食道期
❌ 誤り。反回神経麻痺の問題としてこの問いで問われる期ではない。正しくは、食道の蠕動で食塊を胃へ送る段階で、声門閉鎖による気道防御が働くのは咽頭期である。
❌ 誤り。反回神経麻痺の問題としてこの問いで問われる期ではない。正しくは、食道の蠕動で食塊を胃へ送る段階で、声門閉鎖による気道防御が働くのは咽頭期である。
【試験対策ポイント】
| 期 | 主な働き |
|---|---|
| 先行期 | 食物の認知 |
| 準備期 | 咀嚼・食塊形成 |
| 口腔期 | 舌による送り込み |
| 咽頭期 | 嚥下反射・喉頭挙上・声門閉鎖 |
| 食道期 | 蠕動による胃への移送 |
反回神経麻痺では嗄声(声がれ)が出る。嗄声と誤嚥がそろえば、声門閉鎖の不全=咽頭期の障害を考える。
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