PTカコモン — 理学療法士国家試験 過去問・解説

第60回 理学療法士国家試験 午後 第85問

人間発達学第60回午後
出生後、消失するのが最も遅いのはどれか。 1. 吸啜反射 2. Galant反射 3. 手掌把握反射 4. 足底把握反射 5. 交叉性伸展反射
  1. 1. 吸啜反射
  2. 2. Galant反射
  3. 3. 手掌把握反射
  4. 4. 足底把握反射 ✓
  5. 5. 交叉性伸展反射

正答:4番

解説
■ 正答:4番 — 足底把握反射 新生児・乳幼児には多くの原始反射(プリミティブ反射)があります。消失時期は反射により異なり、足底把握反射は最も遅く消失します。通常、生後8〜12ヶ月で消失しますが、中には18ヶ月までの遅延も報告されています。他の反射は4〜6ヶ月頃にはほぼ消失します。 --- 【各選択肢の解説】 1. 吸啜反射 ❌ 誤り。出生直後から存在し、生後4〜6ヶ月で消失します。離乳の時期と一致。 2. Galant反射 ❌ 誤り。新生児の脊髄反射で、背側の皮膚を刺激すると脊柱が刺激側に弯曲。生後3〜4ヶ月で消失。 3. 手掌把握反射 ❌ 誤り。出生時から存在し、生後5〜6ヶ月で消失。足底把握反射より早く消失。 4. 足底把握反射 ✅ 正しい。足の裏に刺激を加えると足趾が屈曲する反射。最も消失が遅く、生後8〜12ヶ月(最遅18ヶ月)で消失。 5. 交叉性伸展反射 ❌ 誤り。一側下肢を曲げると対側下肢が伸展する反射。生後1〜2ヶ月で消失。 --- 【試験対策ポイント】 主要な原始反射と消失時期: - **Moro反射**(驚愕反射):生後4〜6ヶ月 - **吸啜反射**:生後4〜6ヶ月 - **手掌把握反射**:生後5〜6ヶ月 - **交叉性伸展反射**:生後1〜2ヶ月 - **Galant反射**(脊柱反射):生後3〜4ヶ月 - **足底把握反射**:生後8〜12ヶ月(**最も遅く消失**) 原始反射の遅延消失は神経発達障害を疑うサインとなります。
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