第61回 理学療法士国家試験 午前 第2問
理学療法評価学第61回午前
第61回 理学療法士国家試験 午前 第2問(理学療法評価学)の正答は 3 です。段階1(筋収縮を触知できるか確認する検査)で、足部を底屈・外がえし位にした状態で第5中足骨基部付近の腱を触知している。
問題
70歳の男性。糖尿病性ニューロパチー。下腿筋の萎縮と筋力低下が著明のためDanielsらの徒手筋力テストを行ったところ、関節運動が全く生じなかったため、段階1の検査を図のように実施した。対象としている筋はどれか。
- 1. 後脛骨筋
- 2. 前脛骨筋
- 3. 短腓骨筋 ✓
- 4. 長母指屈筋
- 5. ヒラメ筋
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 47.8%参考値
23人の初回解答から算出(2026年7月28日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 短腓骨筋
段階1(筋収縮を触知できるか確認する検査)で、足部を底屈・外がえし位にした状態で第5中足骨基部付近の腱を触知している。外がえし(外反)に働く短腓骨筋の収縮を確認している場面である。
【各選択肢の解説】
1. 後脛骨筋
❌ 誤り。後脛骨筋は内がえし(内反)筋で、内果後方を走行する。図の外側での触診とは一致しない。
❌ 誤り。後脛骨筋は内がえし(内反)筋で、内果後方を走行する。図の外側での触診とは一致しない。
2. 前脛骨筋
❌ 誤り。前脛骨筋は背屈+内がえしに働き、足関節前内側を走行する。図の底屈・外側触診とは一致しない。
❌ 誤り。前脛骨筋は背屈+内がえしに働き、足関節前内側を走行する。図の底屈・外側触診とは一致しない。
3. 短腓骨筋
✅ 正しい。短腓骨筋は外がえし筋で、第5中足骨基部に停止する。外がえし位での外側遠位の腱触知は短腓骨筋の段階1検査に相当する。
✅ 正しい。短腓骨筋は外がえし筋で、第5中足骨基部に停止する。外がえし位での外側遠位の腱触知は短腓骨筋の段階1検査に相当する。
4. 長母指屈筋
❌ 誤り。長母指屈筋は母指の屈曲に働き、足底内側を走行する。外側での触診とは一致しない。
❌ 誤り。長母指屈筋は母指の屈曲に働き、足底内側を走行する。外側での触診とは一致しない。
5. ヒラメ筋
❌ 誤り。ヒラメ筋は足関節底屈の主働筋だが、アキレス腱を介し踵骨後方に停止する。外側中足骨部の触診とは異なる。
❌ 誤り。ヒラメ筋は足関節底屈の主働筋だが、アキレス腱を介し踵骨後方に停止する。外側中足骨部の触診とは異なる。
【試験対策ポイント】
段階1(Trace)は関節運動が起きない筋に対し、収縮の触知だけで判定するMMTの段階。足部の外がえし筋=長・短腓骨筋(浅腓骨神経)、内がえし筋=前脛骨筋+後脛骨筋。糖尿病性ニューロパチーは末梢優位・左右対称性の感覚運動障害が特徴である。
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