第61回 理学療法士国家試験 午前 第11問
理学療法治療学第61回午前
第61回 理学療法士国家試験 午前 第11問(理学療法治療学)の正答は 3・5 です。図の児は腹臥位で、両上肢を広げて肩甲帯が後退し、股関節は外転・外旋して床に開いた(カエル肢位)姿勢をとっている。
問題
NICUに入院中の低出生体重児。在胎週数30週。腹臥位での姿勢を図に示す。この児に対する適切なポジショニングはどれか。2つ選べ。
- 1. 頭部伸展位
- 2. 体幹伸展位
- 3. 肩甲帯前方突出位 ✓
- 4. 肩関節外転位
- 5. 股関節内外転中間位 ✓
正答:3・5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 58.1%標準
93人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3・5番 — 肩甲帯前方突出位・股関節内外転中間位
図の児は腹臥位で、両上肢を広げて肩甲帯が後退し、股関節は外転・外旋して床に開いた(カエル肢位)姿勢をとっている。在胎30週の早産児は筋緊張が低く、重力に押されてこの伸展・外転の姿勢になりやすい。ポジショニングは胎内に近い屈曲・正中位へ寄せることであり、肩甲帯を前に出し、股関節を中間位へ集める2つが正しい。
【各選択肢の解説】
1. 頭部伸展位
❌ 誤り。頭部の伸展は伸展優位の姿勢を強める。正しくは頸部軽度屈曲・正中位に近づける。
❌ 誤り。頭部の伸展は伸展優位の姿勢を強める。正しくは頸部軽度屈曲・正中位に近づける。
2. 体幹伸展位
❌ 誤り。体幹の伸展も伸展パターンを強める。正しくは体幹を軽度屈曲させ、丸みのある姿勢に保つ。
❌ 誤り。体幹の伸展も伸展パターンを強める。正しくは体幹を軽度屈曲させ、丸みのある姿勢に保つ。
3. 肩甲帯前方突出位(=正答)
✅ 正しい。肩甲帯の後退を防ぎ、両手を正中・口元へ近づけられる位置になる。
✅ 正しい。肩甲帯の後退を防ぎ、両手を正中・口元へ近づけられる位置になる。
4. 肩関節外転位
❌ 誤り。図の上肢を広げた姿勢をそのまま保つことになる。正しくは肩関節を内転方向へ寄せ、上肢を体の正中へ集める。
❌ 誤り。図の上肢を広げた姿勢をそのまま保つことになる。正しくは肩関節を内転方向へ寄せ、上肢を体の正中へ集める。
5. 股関節内外転中間位(=正答)
✅ 正しい。カエル肢位(外転・外旋)が続くと股関節の外転・外旋拘縮につながるため、中間位へ寄せて保つ。
✅ 正しい。カエル肢位(外転・外旋)が続くと股関節の外転・外旋拘縮につながるため、中間位へ寄せて保つ。
【試験対策ポイント】
| 部位 | 早産児がとりやすい姿勢 | ポジショニング |
|---|---|---|
| 頭頸部・体幹 | 伸展 | 軽度屈曲・正中 |
| 肩甲帯・肩 | 後退・外転 | 前方突出・内転 |
| 股関節 | 外転・外旋(カエル肢位) | 内外転中間位・軽度屈曲 |
- 原則=屈曲・正中位へ寄せて囲む
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