第61回 理学療法士国家試験 午前 第14問
理学療法治療学第61回午前
第61回 理学療法士国家試験 午前 第14問(理学療法治療学)の正答は 3 です。Fontaine分類Ⅱ度は間欠性跛行の段階である。
問題
60歳の男性。末梢動脈疾患。Fontaine分類Ⅱ度。連続歩行距離が低下しているが、歩行時以外の疼痛はなく、足部の変形は見られない。この患者の連続歩行能力改善に最も適切な理学療法はどれか。
- 1. 寒冷療法
- 2. 足底挿板作製
- 3. トレッドミル歩行練習 ✓
- 4. コンプレッションポンプ
- 5. 下肢他動的関節可動域運動
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 79.3%やさしい
92人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — トレッドミル歩行練習
Fontaine分類Ⅱ度は間欠性跛行の段階である。連続歩行距離を延ばす第一選択は監視下の運動療法(トレッドミル歩行など)で、跛行が出るまで歩いて休む反復により歩行距離が延びる(日本循環器学会・日本血管外科学会 2022年改訂版 末梢動脈疾患ガイドライン)。
【各選択肢の解説】
1. 寒冷療法
❌ 誤り。寒冷は末梢血管を収縮させ、虚血を悪化させる。正しくは末梢動脈疾患では下肢の冷却は避ける。
❌ 誤り。寒冷は末梢血管を収縮させ、虚血を悪化させる。正しくは末梢動脈疾患では下肢の冷却は避ける。
2. 足底挿板作製
❌ 誤り。足部の変形はなく、足底挿板で血流は改善しない。正しくは足底挿板は変形や足底の圧集中(潰瘍予防など)に対して用いる。
❌ 誤り。足部の変形はなく、足底挿板で血流は改善しない。正しくは足底挿板は変形や足底の圧集中(潰瘍予防など)に対して用いる。
3. トレッドミル歩行練習(=正答)
✅ 正しい。監視下で跛行が出る強度まで歩き、休んでから再開する反復で、最大歩行距離・無痛歩行距離が延びる。
✅ 正しい。監視下で跛行が出る強度まで歩き、休んでから再開する反復で、最大歩行距離・無痛歩行距離が延びる。
4. コンプレッションポンプ
❌ 誤り。歩行能力を改善する運動療法の代わりにはならない。正しくはコンプレッションポンプ(間欠的空気圧迫)は主に浮腫の軽減や深部静脈血栓症の予防に用いる。
❌ 誤り。歩行能力を改善する運動療法の代わりにはならない。正しくはコンプレッションポンプ(間欠的空気圧迫)は主に浮腫の軽減や深部静脈血栓症の予防に用いる。
5. 下肢他動的関節可動域運動
❌ 誤り。可動域の制限はなく、他動運動では筋の血流需要が増えず歩行距離は延びない。正しくは自分で歩く運動で鍛える。
❌ 誤り。可動域の制限はなく、他動運動では筋の血流需要が増えず歩行距離は延びない。正しくは自分で歩く運動で鍛える。
【試験対策ポイント】
| Fontaine分類 | 症状 |
|---|---|
| Ⅰ度 | 冷感・しびれ |
| Ⅱ度 | 間欠性跛行 |
| Ⅲ度 | 安静時疼痛 |
| Ⅳ度 | 潰瘍・壊死 |
- Ⅱ度=監視下運動療法(トレッドミル歩行)が第一選択
- 寒冷は虚血を悪化させるので避ける
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