第61回 理学療法士国家試験 午前 第17問
理学療法治療学第61回午前
第61回 理学療法士国家試験 午前 第17問(理学療法治療学)の正答は 5 です。ALSは進行性で、過用(オーバーワーク)による筋力低下を避けつつ、今の機能を長く使える工夫をするのが原則である。
問題
45歳の男性。筋萎縮性側索硬化症。発症から半年経過しているが、ADLは自立している。主に下肢の筋力低下および鶏歩が認められる。理学療法で最も適切なのはどれか。
- 1. 車椅子操作の練習
- 2. 下肢の漸増抵抗運動
- 3. 両松葉杖での歩行練習
- 4. 下肢に対する感覚再教育
- 5. プラスチックAFOを装着した歩行練習 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 77.9%やさしい
77人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — プラスチックAFOを装着した歩行練習
ALSは進行性で、過用(オーバーワーク)による筋力低下を避けつつ、今の機能を長く使える工夫をするのが原則である。本例は発症半年でADL自立、問題は下肢の筋力低下と鶏歩(下垂足)なので、プラスチックAFOで足関節の背屈を補い、つまずきを防いで歩行を続けるのが最も適切である。
【各選択肢の解説】
1. 車椅子操作の練習
❌ 誤り。ADLは自立し歩行もできている。正しくは歩行能力を保つ介入を先に行い、車椅子は歩行が難しくなった段階で導入する。
❌ 誤り。ADLは自立し歩行もできている。正しくは歩行能力を保つ介入を先に行い、車椅子は歩行が難しくなった段階で導入する。
2. 下肢の漸増抵抗運動
❌ 誤り。高負荷の抵抗運動は過用による筋力低下を招く。正しくは疲労を残さない低〜中等度の負荷にとどめる。
❌ 誤り。高負荷の抵抗運動は過用による筋力低下を招く。正しくは疲労を残さない低〜中等度の負荷にとどめる。
3. 両松葉杖での歩行練習
❌ 誤り。問題は下垂足によるつまずきで、両松葉杖では解決しない。上肢の負担も大きい。正しくは下垂足には短下肢装具で対応する。
❌ 誤り。問題は下垂足によるつまずきで、両松葉杖では解決しない。上肢の負担も大きい。正しくは下垂足には短下肢装具で対応する。
4. 下肢に対する感覚再教育
❌ 誤り。ALSは運動ニューロンの病気で、感覚は通常保たれる。正しくは感覚再教育は感覚障害のある患者(末梢神経損傷など)に行う。
❌ 誤り。ALSは運動ニューロンの病気で、感覚は通常保たれる。正しくは感覚再教育は感覚障害のある患者(末梢神経損傷など)に行う。
5. プラスチックAFOを装着した歩行練習(=正答)
✅ 正しい。足関節の背屈を補って下垂足を補正し、つまずきを防ぐ。筋に負荷をかけずに歩行を保てる。
✅ 正しい。足関節の背屈を補って下垂足を補正し、つまずきを防ぐ。筋に負荷をかけずに歩行を保てる。
【試験対策ポイント】
- ALS=上位・下位運動ニューロン障害。感覚・眼球運動・膀胱直腸は保たれやすい
- 運動は過用を避ける(漸増抵抗運動は✕)
- 下垂足(鶏歩)→短下肢装具(プラスチックAFO)
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