第61回 理学療法士国家試験 午前 第32問
理学療法治療学第61回午前
第61回 理学療法士国家試験 午前 第32問(理学療法治療学)の正答は 3 です。加齢による筋萎縮では、立ち上がり・歩行・姿勢保持を担う抗重力筋(大腿四頭筋・殿筋群・脊柱起立筋など)が衰えやすく、その強化が移動能力の維持と転倒予防につながる。
問題
加齢による筋萎縮の理学療法で最も適切なのはどれか。
- 1. 短期間で集中的に実施する。
- 2. TypeⅠ線維の筋力向上を優先する。
- 3. 抗重力筋の筋力トレーニングを実施する。 ✓
- 4. 集団運動は併存疾患のない者を対象とする。
- 5. レジスタンス運動は最大負荷の90%で実施する。
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 70.1%やさしい
67人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 抗重力筋の筋力トレーニングを実施する。
加齢による筋萎縮では、立ち上がり・歩行・姿勢保持を担う抗重力筋(大腿四頭筋・殿筋群・脊柱起立筋など)が衰えやすく、その強化が移動能力の維持と転倒予防につながる。
【各選択肢の解説】
1. 短期間で集中的に実施する。
❌ 誤り。短期間の集中的な運動は過負荷や中断で効果が残りにくい。正しくは低〜中強度から始めて長期間継続する。
❌ 誤り。短期間の集中的な運動は過負荷や中断で効果が残りにくい。正しくは低〜中強度から始めて長期間継続する。
2. TypeⅠ線維の筋力向上を優先する。
❌ 誤り。加齢で優先的に萎縮するのはTypeⅡ(速筋)線維である。正しくはTypeⅡ線維を含めた筋力・パワーの向上を図る。
❌ 誤り。加齢で優先的に萎縮するのはTypeⅡ(速筋)線維である。正しくはTypeⅡ線維を含めた筋力・パワーの向上を図る。
3. 抗重力筋の筋力トレーニングを実施する。
✅ 正しい。抗重力筋の強化は起居・移動動作の維持と転倒予防に直結する。(=正答)
✅ 正しい。抗重力筋の強化は起居・移動動作の維持と転倒予防に直結する。(=正答)
4. 集団運動は併存疾患のない者を対象とする。
❌ 誤り。高齢者の多くは併存疾患を持つ。正しくは併存疾患があってもリスク管理をしたうえで集団運動の対象になる。
❌ 誤り。高齢者の多くは併存疾患を持つ。正しくは併存疾患があってもリスク管理をしたうえで集団運動の対象になる。
5. レジスタンス運動は最大負荷の90%で実施する。
❌ 誤り。最大負荷の90%は高齢者には心血管・筋骨格系の負担が大きすぎる。正しくは低〜中強度の負荷から始め、徐々に漸増する。
❌ 誤り。最大負荷の90%は高齢者には心血管・筋骨格系の負担が大きすぎる。正しくは低〜中強度の負荷から始め、徐々に漸増する。
【試験対策ポイント】
- 加齢で優先的に萎縮=TypeⅡ(速筋)線維
- 強化の対象=抗重力筋(大腿四頭筋・殿筋群・脊柱起立筋)
- 負荷=低〜中強度から漸増、長期に継続
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