第61回 理学療法士国家試験 午前 第36問
臨床医学第61回午前
第61回 理学療法士国家試験 午前 第36問(臨床医学)の正答は 4 です。慢性疼痛は3か月以上続く(または繰り返す)痛みで、身体・心理・社会の要因が絡み合う。
問題
慢性疼痛で正しいのはどれか。
- 1. 手術療法が勧められる。
- 2. 要因は1つに絞られる。
- 3. 1〜2か月間続く疼痛である。
- 4. 多職種の専門家が関わることが望ましい。 ✓
- 5. 治療目標は痛みのない状態を達成することである。
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 62.1%標準
66人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 多職種の専門家が関わることが望ましい。
慢性疼痛は3か月以上続く(または繰り返す)痛みで、身体・心理・社会の要因が絡み合う。そのため多職種で関わる集学的治療が勧められる。
【各選択肢の解説】
1. 手術療法が勧められる。
❌ 誤り。慢性疼痛では組織の損傷だけでは痛みが説明できないことが多い。正しくは運動療法・心理療法(認知行動療法など)・薬物療法を組み合わせた保存的な治療が中心。
❌ 誤り。慢性疼痛では組織の損傷だけでは痛みが説明できないことが多い。正しくは運動療法・心理療法(認知行動療法など)・薬物療法を組み合わせた保存的な治療が中心。
2. 要因は1つに絞られる。
❌ 誤り。痛みの原因に加え、不安・抑うつ・破局的思考・仕事や家庭の状況などが関与する。正しくは生物・心理・社会的な複数の要因が関わる。
❌ 誤り。痛みの原因に加え、不安・抑うつ・破局的思考・仕事や家庭の状況などが関与する。正しくは生物・心理・社会的な複数の要因が関わる。
3. 1〜2か月間続く疼痛である。
❌ 誤り。正しくは3か月以上続く(または繰り返す)痛み(国際疼痛学会〈IASP〉の定義)。
❌ 誤り。正しくは3か月以上続く(または繰り返す)痛み(国際疼痛学会〈IASP〉の定義)。
4. 多職種の専門家が関わることが望ましい。
✅ 正しい。医師・理学療法士・心理職・看護師などによる集学的なアプローチが勧められる。(=正答)
✅ 正しい。医師・理学療法士・心理職・看護師などによる集学的なアプローチが勧められる。(=正答)
5. 治療目標は痛みのない状態を達成することである。
❌ 誤り。痛みをゼロにすることは難しいことが多い。正しくは痛みと付き合いながらADL・QOL・社会参加を改善することが目標。
❌ 誤り。痛みをゼロにすることは難しいことが多い。正しくは痛みと付き合いながらADL・QOL・社会参加を改善することが目標。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 急性疼痛 | 慢性疼痛 |
|---|---|---|
| 期間 | 組織の治癒とともに消える | 3か月以上 |
| 要因 | 組織の損傷 | 生物・心理・社会の複合 |
| 治療の中心 | 原因の除去・安静 | 運動療法・認知行動療法・多職種 |
| 目標 | 痛みの消失 | ADL・QOLの改善 |
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