第61回 理学療法士国家試験 午前 第86問
臨床医学第61回午前
頭部MRIと比較したとき、頭部CTで正しいのはどれか。\n1. 被ばくしない。\n2. 短時間で撮影できる。\n3. 脳幹部の病巣がわかりやすい。\n4. 脳出血の診断には有効でない。\n5. 急性期の脳梗塞の診断に有用である。
- 1. 被ばくしない。
- 2. 短時間で撮影できる。 ✓
- 3. 脳幹部の病巣がわかりやすい。
- 4. 脳出血の診断には有効でない。
- 5. 急性期の脳梗塞の診断に有用である。
正答:2番
解説
■ 正答:2番 — 短時間で撮影できる。
頭部CTはMRIと比較して撮影時間が極めて短く(数秒~数十秒)、緊急患者や協力困難患者に適しており、特に急性期脳疾患の初期評価において最初の選択肢となります。
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【各選択肢の解説】
1. 被ばくしない。
❌ 誤り。CTはX線を使用するため、MRIと異なり電離放射線被ばくが発生します。
2. 短時間で撮影できる。
✅ 正しい。CTの撮影時間は数秒~数十秒で、MRI(15~30分以上)と比べて圧倒的に短時間です。
3. 脳幹部の病巣がわかりやすい。
❌ 誤り。脳幹部はMRIの方が病巣描出能に優れています。CTは金属アーチファクト等の影響を受けやすい部位です。
4. 脳出血の診断には有効でない。
❌ 誤り。急性脳出血はCTで高吸収域として明確に検出でき、診断に最も有効です。
5. 急性期の脳梗塞の診断に有用である。
❌ 誤り。発症直後の脳梗塞はCTで検出困難です。CTは出血の除外診断に用いられ、詳細な評価はMRIが優れています。
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【試験対策ポイント】
・CT:短時間撮影、出血診断に優秀、金属に弱い、被ばくあり
・MRI:長時間撮影、梗塞診断に優秀、脳幹部描出能に優れる、被ばくなし
・脳疾患初期評価:CT優先(除外診断と迅速性)