第61回 理学療法士国家試験 午前 第91問
臨床医学第61回午前
第61回 理学療法士国家試験 午前 第91問(臨床医学)の正答は 2・5 です。感覚障害が出るかは、病変が感覚の通り道にかかるかで決まる。
問題
感覚障害を合併するのはどれか。2つ選べ。
- 1. 重症筋無力症
- 2. 多発性硬化症 ✓
- 3. 筋萎縮性側索硬化症
- 4. 肢帯型筋ジストロフィー
- 5. 慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー ✓
正答:2・5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 30.3%難問
66人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2・5番 — 多発性硬化症・慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー
感覚障害が出るかは、病変が感覚の通り道にかかるかで決まる。中枢の脱髄(MS)も末梢神経の脱髄(CIDP)も感覚線維を巻き込むが、神経筋接合部・運動ニューロンだけ・筋そのものの病気では感覚は保たれる。
【各選択肢の解説】
1. 重症筋無力症
❌ 誤り。神経筋接合部のアセチルコリン受容体に対する自己免疫疾患で、運動系だけの障害である。正しくは感覚障害は合併しない(易疲労性・眼瞼下垂・複視が中心)。
❌ 誤り。神経筋接合部のアセチルコリン受容体に対する自己免疫疾患で、運動系だけの障害である。正しくは感覚障害は合併しない(易疲労性・眼瞼下垂・複視が中心)。
2. 多発性硬化症
✅ 正しい(=正答)。中枢神経のあちこちに脱髄が起こり、しびれなどの感覚障害、視力障害、運動麻痺、失調が出る。
✅ 正しい(=正答)。中枢神経のあちこちに脱髄が起こり、しびれなどの感覚障害、視力障害、運動麻痺、失調が出る。
3. 筋萎縮性側索硬化症
❌ 誤り。上位・下位の運動ニューロンだけが障害される。正しくは感覚障害は出ない(陰性徴候:感覚障害・眼球運動障害・膀胱直腸障害・褥瘡が出にくい)。
❌ 誤り。上位・下位の運動ニューロンだけが障害される。正しくは感覚障害は出ない(陰性徴候:感覚障害・眼球運動障害・膀胱直腸障害・褥瘡が出にくい)。
4. 肢帯型筋ジストロフィー
❌ 誤り。筋そのものの病気(ミオパチー)で、近位筋の筋力低下が主である。正しくは感覚障害は合併しない。
❌ 誤り。筋そのものの病気(ミオパチー)で、近位筋の筋力低下が主である。正しくは感覚障害は合併しない。
5. 慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー
✅ 正しい(=正答)。末梢神経の脱髄で、四肢の運動障害と感覚障害が2か月以上かけて進行する、または再発をくり返す。
✅ 正しい(=正答)。末梢神経の脱髄で、四肢の運動障害と感覚障害が2か月以上かけて進行する、または再発をくり返す。
【試験対策ポイント】
| 病変の場所 | 疾患 | 感覚障害 |
|---|---|---|
| 中枢神経(脱髄) | 多発性硬化症 | あり |
| 末梢神経 | CIDP・Guillain-Barré症候群 | あり |
| 運動ニューロン | ALS | なし |
| 神経筋接合部 | 重症筋無力症 | なし |
| 筋 | 筋ジストロフィー・多発性筋炎 | なし |
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