第61回 理学療法士国家試験 午後 第22問
理学療法治療学第61回午後
第61回 理学療法士国家試験 午後 第22問(理学療法治療学)の正答は 2 です。松葉杖は「体重を腋窩でなく手で支える」ように合わせる。
問題
松葉杖の一般的な設定で正しいのはどれか。
- 1. 肘関節を伸展位で握る。
- 2. 握りの高さは大転子とする。 ✓
- 3. 脇当てと腋窩を隙間なく設定する。
- 4. 杖は身長から50cm引いた長さとする。
- 5. 杖先は立位でつま先の前方5cmに置く。
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 70.2%やさしい
47人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 握りの高さは大転子とする。
松葉杖は「体重を腋窩でなく手で支える」ように合わせる。握りを大転子の高さにすると肘が軽く曲がり、手で押し下げて体重を支えられる。
【各選択肢の解説】
1. 肘関節を伸展位で握る。
❌ 誤り。伸展位では握りを押し下げて体重を支える余地がない。正しくは、握りを持ったとき肘関節は約30°屈曲位となるように合わせる。
❌ 誤り。伸展位では握りを押し下げて体重を支える余地がない。正しくは、握りを持ったとき肘関節は約30°屈曲位となるように合わせる。
2. 握りの高さは大転子とする。
✅ 正しい(=正答)。握りを大転子の高さにすると肘が約30°屈曲し、上肢で体重を支持しやすい。
✅ 正しい(=正答)。握りを大転子の高さにすると肘が約30°屈曲し、上肢で体重を支持しやすい。
3. 脇当てと腋窩を隙間なく設定する。
❌ 誤り。脇当てを腋窩に密着させると腋窩部で橈骨神経が圧迫され、松葉杖麻痺(橈骨神経麻痺)を起こす。正しくは、脇当てと腋窩の間に2〜3横指の隙間をあける。
❌ 誤り。脇当てを腋窩に密着させると腋窩部で橈骨神経が圧迫され、松葉杖麻痺(橈骨神経麻痺)を起こす。正しくは、脇当てと腋窩の間に2〜3横指の隙間をあける。
4. 杖は身長から50cm引いた長さとする。
❌ 誤り。50cm引くと短すぎ、前かがみの姿勢になる。正しくは、松葉杖の長さの目安は身長から41cmを引いた長さ(または身長×0.77)である。
❌ 誤り。50cm引くと短すぎ、前かがみの姿勢になる。正しくは、松葉杖の長さの目安は身長から41cmを引いた長さ(または身長×0.77)である。
5. 杖先は立位でつま先の前方5cmに置く。
❌ 誤り。前方5cmでは支持基底面が狭く、杖が体に近すぎる。正しくは、杖先はつま先の前方約15cm・外側約15cmに置く。
❌ 誤り。前方5cmでは支持基底面が狭く、杖が体に近すぎる。正しくは、杖先はつま先の前方約15cm・外側約15cmに置く。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 合わせ方 |
|---|---|
| 全長 | 身長−41cm(または身長×0.77) |
| 脇当て | 腋窩から2〜3横指下(密着させない) |
| 握り | 大転子の高さ・肘約30°屈曲 |
| 杖先 | つま先の前方約15cm・外側約15cm |
腋窩で体重を受けると橈骨神経麻痺(松葉杖麻痺)になる。体重は手で支える。
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