第61回 理学療法士国家試験 午後 第25問
理学療法治療学第61回午後
Guillain-Barré症候群で適切なのはどれか。\n1. 深部腱反射は亢進する。\n2. 小児期に多い疾患である。\n3. 神経伝導速度は保たれる。\n4. 感覚障害は四肢中枢部に強くみられる。\n5. 呼吸器の感染症を契機に発症することが多い。
- 1. 深部腱反射は亢進する。
- 2. 小児期に多い疾患である。
- 3. 神経伝導速度は保たれる。
- 4. 感覚障害は四肢中枢部に強くみられる。
- 5. 呼吸器の感染症を契機に発症することが多い。 ✓
正答:5番
解説
■ 正答:5番 — 呼吸器の感染症を契機に発症することが多い。
Guillain-Barré症候群(GBS)は急性炎症性脱髄性多発根神経炎であり、先行する感染症(特に呼吸器感染やキャンピロバクター感染)をきっかけに発症することが典型的です。
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【各選択肢の解説】
1. 深部腱反射は亢進する。
❌ 誤り。GBSでは脱髄に伴い神経伝導が遅延し、深部腱反射は消失・減弱します。
2. 小児期に多い疾患である。
❌ 誤り。GBSは成人に多く、特に20~40歳代に好発します。小児での発症は相対的に少ないです。
3. 神経伝導速度は保たれる。
❌ 誤り。脱髄病変により神経伝導速度は著明に低下します。これはEMG検査で確認される重要な診断所見です。
4. 感覚障害は四肢中枢部に強くみられる。
❌ 誤り。GBSの感覚障害は軽微で、むしろ末梢(足先など)から上行する運動麻痺が特徴的です。
5. 呼吸器の感染症を契機に発症することが多い。
✅ 正しい。先行感染として上気道炎や肺炎が約60~70%の症例で認められ、発症のトリガーとなります。
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【試験対策ポイント】
• GBSの特徴:脱髄→神経伝導速度低下、深部腱反射消失、上行性麻痺
• 先行感染:呼吸器感染(一般的)、キャンピロバクター腸炎(重症化傾向)
• 診断:髄液蛋白上昇(細胞数正常)、EMGで脱髄所見確認