第61回 理学療法士国家試験 午後 第42問
臨床医学第61回午後
第61回 理学療法士国家試験 午後 第42問(臨床医学)の正答は 4 です。糖尿病性神経障害の中心は遠位優位・左右対称・感覚優位の多発神経障害で、足先から始まる靴下型(進行すると手袋靴下型)の感覚障害が特徴である。
問題
糖尿病性神経障害に特徴的な所見はどれか。
- 1. 急激な発症
- 2. 自律神経過反射
- 3. 深部腱反射の亢進
- 4. 下肢の靴下型感覚障害 ✓
- 5. 近位筋優位の筋力低下
正答:4番
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59人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 下肢の靴下型感覚障害
糖尿病性神経障害の中心は遠位優位・左右対称・感覚優位の多発神経障害で、足先から始まる靴下型(進行すると手袋靴下型)の感覚障害が特徴である。
【各選択肢の解説】
1. 急激な発症
❌ 誤り。高血糖の持続による障害が積み重なって起こり、経過は緩徐進行性である。正しくは数年単位でゆっくり進む。
❌ 誤り。高血糖の持続による障害が積み重なって起こり、経過は緩徐進行性である。正しくは数年単位でゆっくり進む。
2. 自律神経過反射
❌ 誤り。自律神経過反射は第6胸髄(T6)以上の脊髄損傷で起こる病態である。正しくは糖尿病の自律神経障害は起立性低血圧・発汗異常・神経因性膀胱など機能の低下として現れる。
❌ 誤り。自律神経過反射は第6胸髄(T6)以上の脊髄損傷で起こる病態である。正しくは糖尿病の自律神経障害は起立性低血圧・発汗異常・神経因性膀胱など機能の低下として現れる。
3. 深部腱反射の亢進
❌ 誤り。末梢神経障害なので深部腱反射は低下・消失する(アキレス腱反射から低下する)。正しくは反射の亢進は中枢神経障害の所見である。
❌ 誤り。末梢神経障害なので深部腱反射は低下・消失する(アキレス腱反射から低下する)。正しくは反射の亢進は中枢神経障害の所見である。
4. 下肢の靴下型感覚障害
✅ 正しい(=正答)。長い神経線維ほど障害されやすく、下肢遠位から左右対称に始まる靴下型の感覚障害が典型である。
✅ 正しい(=正答)。長い神経線維ほど障害されやすく、下肢遠位から左右対称に始まる靴下型の感覚障害が典型である。
5. 近位筋優位の筋力低下
❌ 誤り。多発神経障害では遠位筋優位に筋力が低下する。正しくは近位筋優位の筋力低下はミオパチー(筋疾患)に多い所見である。
❌ 誤り。多発神経障害では遠位筋優位に筋力が低下する。正しくは近位筋優位の筋力低下はミオパチー(筋疾患)に多い所見である。
【試験対策ポイント】
| 見分ける軸 | 末梢神経障害(糖尿病性) | 中枢神経障害 | 筋疾患 |
|---|---|---|---|
| 筋力低下の分布 | 遠位優位 | 片麻痺など | 近位優位 |
| 深部腱反射 | 低下・消失 | 亢進 | 低下〜正常 |
| 感覚障害 | 靴下手袋型 | 障害部位による | なし |
足の感覚低下は潰瘍・壊疽の原因になるため、フットケアが理学療法上の要点になる。
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