PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第61回 理学療法士国家試験 午後 第52問

解剖学第61回午後

第61回 理学療法士国家試験 午後 第52問(解剖学)の正答は 2 です。内側毛帯は、後索(薄束・楔状束)を上った深部覚・識別性触覚の線維が延髄の後索核で中継・交叉したあとの上行路で、視床の後外側腹側核(VPL)に終わる。

問題
視床へ上行性に接続するのはどれか。
  1. 1. 副神経
  2. 2. 内側毛帯 ✓
  3. 3. 皮質橋路
  4. 4. 赤核脊髄路
  5. 5. 皮質脊髄路

正答:2番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 48.6%難問

109人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 内側毛帯

内側毛帯は、後索(薄束・楔状束)を上った深部覚・識別性触覚の線維が延髄の後索核で中継・交叉したあとの上行路で、視床の後外側腹側核(VPL)に終わる。他はすべて下行路か運動性の脳神経である。


【各選択肢の解説】

1. 副神経
❌ 誤り。副神経(Ⅺ)は胸鎖乳突筋と僧帽筋を支配する運動性の脳神経である。正しくは視床へは接続しない。
2. 内側毛帯
✅ 正しい(=正答)。後索核から出て交叉した線維が内側毛帯となり、視床VPL核へ上行する。
3. 皮質橋路
❌ 誤り。皮質橋路は大脳皮質から橋核へ向かう経路である。正しくは下行性で、橋核からは中小脳脚を経て小脳へつながる。
4. 赤核脊髄路
❌ 誤り。赤核脊髄路は中脳の赤核から脊髄へ向かう運動路である。正しくは下行性である。
5. 皮質脊髄路
❌ 誤り。皮質脊髄路は大脳皮質から脊髄へ向かう錐体路である。正しくは下行性の運動路である。

【試験対策ポイント】

経路向き終わる所
内側毛帯上行(深部覚・識別性触覚)視床VPL核
脊髄視床路上行(温痛覚・粗大触覚)視床VPL核
皮質橋路下行橋核
赤核脊髄路下行脊髄
皮質脊髄路下行脊髄

経路の名前は「起点→終点」の順なので、皮質や赤核が先に来るものは下行と読める。

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