PTカコモン — 理学療法士国家試験 過去問・解説

第61回 理学療法士国家試験 午後 第67問

生理学第61回午後
体温で正しいのはどれか。2つ選べ。\n1. 肝臓は熱産生を行う。\n2. 体温の受容器は腹腔にある。\n3. 体温調節の中枢は視床にある。\n4. 発汗は行動性体温調節反応の一つである。\n5. 運動による発汗はアポクリン腺の分泌物である。
  1. 1. 肝臓は熱産生を行う。 ✓
  2. 2. 体温の受容器は腹腔にある。 ✓
  3. 3. 体温調節の中枢は視床にある。
  4. 4. 発汗は行動性体温調節反応の一つである。
  5. 5. 運動による発汗はアポクリン腺の分泌物である。

正答:1・2番

解説
■ 正答:1番、2番 肝臓は基礎代謝量の約20~25%を担う主要な熱産生臓器であり、体温の受容器は腹腔内臓器(脾臓、胃など)に分布する温度感受性ニューロンが存在します。 --- 【各選択肢の解説】 1. 肝臓は熱産生を行う。 ✅ 正しい。肝臓は全身の熱産生の20~25%を担い、特に糖新生やタンパク質代謝により多くの熱を産生する最重要臓器です。 2. 体温の受容器は腹腔にある。 ✅ 正しい。体温調節に関わる温度受容器は脊髄中枢部や腹腔内臓器(肝臓、脾臓、胃など)に分布する末梢温度受容器が存在します。 3. 体温調節の中枢は視床にある。 ❌ 誤り。体温調節中枢は下垂体の直上に位置する視床下部(視床ではなく)であり、前視床下部が体温低下、後視床下部が体温上昇に応答します。 4. 発汗は行動性体温調節反応の一つである。 ❌ 誤り。発汗は自律性(生理的)体温調節反応です。行動性体温調節は衣服着脱、環境変更など行動による調節を指します。 5. 運動による発汗はアポクリン腺の分泌物である。 ❌ 誤り。運動による発汗はエクリン腺からの分泌です。アポクリン腺は腋窩などに限局し、臭いを伴う分泌物を出します。 --- 【試験対策ポイント】 • 肝臓の熱産生量:全身の20~25%(脳と並ぶ重要臓器) • 視床下部が体温調節中枢(視床ではない) • 発汗は自律性調節、衣服着脱は行動性調節の区別
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