PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第61回 理学療法士国家試験 午後 第70問

運動学第61回午後

第61回 理学療法士国家試験 午後 第70問(運動学)の正答は 5 です。前鋸筋は肩甲骨を外転(前方突出)させつつ下角を外前方へ引き、僧帽筋上部線維は肩甲骨を挙上させつつ肩峰側を引き上げる。

問題
肩甲骨に対する前鋸筋と僧帽筋上部線維の作用で共通するのはどれか。
  1. 1. 下制
  2. 2. 挙上
  3. 3. 内転
  4. 4. 下方回旋
  5. 5. 上方回旋 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 80.3%やさしい

66人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 上方回旋

前鋸筋は肩甲骨を外転(前方突出)させつつ下角を外前方へ引き、僧帽筋上部線維は肩甲骨を挙上させつつ肩峰側を引き上げる。両者は上方回旋のフォースカップルとして働き、上肢挙上を支える。


【各選択肢の解説】

1. 下制
❌ 誤り。僧帽筋上部線維は肩甲骨を挙上する筋で、下制とは逆である。正しくは、下制は僧帽筋下部線維・小胸筋が担う。
2. 挙上
❌ 誤り。挙上は僧帽筋上部線維の作用だが、前鋸筋の主な作用ではない。正しくは、挙上は僧帽筋上部線維・肩甲挙筋・菱形筋が担う。
3. 内転
❌ 誤り。前鋸筋は肩甲骨を外転させる筋で、内転とは逆である。正しくは、内転は僧帽筋(特に中部線維)・菱形筋が担う。
4. 下方回旋
❌ 誤り。両筋とも上方回旋に働き、下方回旋とは逆である。正しくは、下方回旋は菱形筋・肩甲挙筋・小胸筋が担う。
5. 上方回旋
✅ 正しい(=正答)。前鋸筋と僧帽筋(上部・下部線維)が組になって肩甲骨を上方回旋させる。

【試験対策ポイント】

運動主な筋
挙上僧帽筋上部・肩甲挙筋・菱形筋
下制僧帽筋下部・小胸筋
内転僧帽筋中部・菱形筋
外転前鋸筋・小胸筋
上方回旋前鋸筋・僧帽筋上部・下部
下方回旋菱形筋・肩甲挙筋・小胸筋

前鋸筋の麻痺(長胸神経)では上方回旋が弱く、翼状肩甲になる。

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